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番外編12 ページ34

『お待たせ!』




ジャージに着替え急いでグラウンドに出るとみんながこちらを向いて手を振っていた。




生徒会「おせーじゃねぇか!」


生徒会「待ちくたびれたよ」


『あはは!ごめんね』




Aは生徒会のテントに入りフォークダンスの準備に取り掛かった。




『あたし花火に火をつければいいんだよね?』


生徒会「うん!よろしくね!」


『はーい!』




しばらくして曲が始まりみんなは楽しそうに手を繋いで踊り始めた。




『青春ねぇ〜』




Aはテントの中からニヤニヤしながらその姿を見つめていた。




生徒会「そろそろ花火!」


『よしきた!』




Aはマッチを持って花火の打ち上げ場所に走った。




『あれ?』




打ち上げ場に行くとなぜかそこには野球部が。




伊佐敷「やっときたか!」


亮介「待ちくたびれたよ」


『なんでここに...』




するとみんなはクスッと笑った。




クリス「こんなにたくさんの打ち上げ花火を一人でやるのは大変だと思ってな。手伝いに来たんだ」


降谷「迷惑ですか?」


『そんな訳ないでしょ!』



Aは嬉しさを万遍に表しみんなの元へ駆け寄った。





______________


ドォン!




女「わぁ!綺麗!」


男「スゲェ!」




フォークダンスが終わり醍醐味の花火が打ち上げられた。生徒を含めその場にいた全員がその美しさに息を飲む。




『すごい綺麗!』




裏で打ち上げていたAは手を合わせながらその華やかさに感激した。




沢村「先輩!どんどん火つけないと間に合わないっすよ!?」


『そうね!』




野球部総動員でマッチの火を火薬の入った大砲に着火する。それでも間に合わないってどんだけあるんだという話だ。




春市「忙しいですね花火」


『あと少しだから頑張って!』




なんとか全員の力を借り無事にすべての花火を打ち終えた。




御幸「一ノ瀬」


『ん?』




花火の終わった空を見ながら御幸が口を開いた。




御幸「さっきは...大丈夫だったか?」




Aはぎゅっと服の裾を掴んだ。




『あんたのおかげで大丈夫よ!けどあの時は本当に危なかったんだから』




冗談交じりに笑うと御幸がぎゅっと抱きしめてきた。




『えっ...』


御幸「無理すんなよ?」




優しい声に心が砕けた気がした。




沢村「何してんだ御幸一也!」


降谷「僕の先輩に触らないでください」




最後まで喧嘩していた野球部だったが無事に文化祭を終えることができた。

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友結(プロフ) - 部屋に入るときは「May I come in ?」の方がいいと思いますよ。今後も更新楽しみにしてますね! (2015年8月27日 17時) (レス) id: afe918f5d8 (このIDを非表示/違反報告)
Sum(プロフ) - ユキさん» はい!頑張ります! (2015年8月25日 20時) (レス) id: 3e3b403e1f (このIDを非表示/違反報告)
Sum(プロフ) - yumiさん» ありがとうございますT^T (2015年8月25日 20時) (レス) id: 3e3b403e1f (このIDを非表示/違反報告)
yumi - 続編おめでとうございます!!!!!!合宿お疲れ様です。大会頑張ってください!!!!こらからも、応援してます!!!! (2015年8月25日 18時) (レス) id: f8de35e58a (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - 主人公ちゃんかっこよくて憧れます!これからも頑張ってください! (2015年8月23日 0時) (レス) id: 07f3d6bab7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Sum | 作成日時:2015年8月22日 18時

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