交わした約束 ページ15
In アメリカ
今日で期限の2週間がたつ。Aはひとまず最後の練習を見ながら今までのデータをまとめた。
ジョニー「I was surprised for your data
collecting!(君のデータ取りには驚かされたよ!)」
『It is not serious. It is a usual thing.(たいしたことないわ。いつものことだもの)』
ベンチでジョニーと話している二人。選手たちは練習に没頭して青道のみんなを思い出す。
ジョニー「Do you return to Japan tomorrow?
(明日には日本に帰ってしまうんだろ?)」
『Yes, that's right(そうよ)』
ジョニー「I become lonely(寂しくなるね)」
ジョニーはシュンとした顔でAを見る。その顔にニコッと笑って手を差し出した。
『Though it was a short interval, thank you for your help. I thank you.(短い間だったけど世話になったわ。ありがとう)』
ジョニー「Likewise, thank you. I am waiting for the day when you come to the baseball team heartily.(こちらこそありがとう。君が球団に来てくれることを心から待っているよ)』
ジョニーはAの手を取り握手を交わした。
匠「そろそろ練習終わりだ。ホテルに戻るぞ」
練習を終えAの元に匠がやってきた。Aは頷いてベンチを立ち上がる。
匠「お前、最後の挨拶みんなにしなくていいのか?」
『いいわよ。どうせまた会うことになるから』
匠「え?ってことはお前...」
Aは匠に振り返った。
『受けるわ。そのオファー』
匠「!」
匠は嬉しそうに笑顔になった。しかし『でも』と話を続ける。
『あたしが本格的にアメリカで活動するのは、秋の大会が終わってからよ』
匠「は?」
『あたしが最後にみんなにしてあげられることは、甲子園に行かせてあげること。あたしを救ってくれたみんなに恩返しがしたいのよ』
Aの顔は真剣そのものだった。匠は少し考えるそぶりを見せるがすぐに頷いた。
匠「わかった。球団には俺から伝えておく」
『ありがとう兄さん』
匠「けど、その代わりちゃんとアイツらを甲子園に連れてけよ!」
『当たり前!絶対やってやるんだから!』
二人は顔を見合わせて笑い拳を合わせた。
匠「明日は俺もオフだし見送り行ってやるよ」
『それは嬉しいけど...すぐ離れてよね』
匠「なんだ!?俺をひっつき虫のように言いやがって!」
『もはや子泣きジジイよ』
匠「ジジイ言うな!!」
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友結(プロフ) - 部屋に入るときは「May I come in ?」の方がいいと思いますよ。今後も更新楽しみにしてますね! (2015年8月27日 17時) (レス) id: afe918f5d8 (このIDを非表示/違反報告)
Sum(プロフ) - ユキさん» はい!頑張ります! (2015年8月25日 20時) (レス) id: 3e3b403e1f (このIDを非表示/違反報告)
Sum(プロフ) - yumiさん» ありがとうございますT^T (2015年8月25日 20時) (レス) id: 3e3b403e1f (このIDを非表示/違反報告)
yumi - 続編おめでとうございます!!!!!!合宿お疲れ様です。大会頑張ってください!!!!こらからも、応援してます!!!! (2015年8月25日 18時) (レス) id: f8de35e58a (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - 主人公ちゃんかっこよくて憧れます!これからも頑張ってください! (2015年8月23日 0時) (レス) id: 07f3d6bab7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Sum | 作成日時:2015年8月22日 18時