最強少女は俺らの女神！.３【ダイヤのエース】

よそ者で ページ14

日は徐々に過ぎて行きもう直ぐAが戻ってくる2週間になった。




倉持「あれ...甲子園終わったのにギャラリー多くね？」


観客「頑張れよお前ら！」


観客「稲実倒して来年はウチが全国制覇だ！」


観客「あの成宮から4点取ったのは全国でも青道だけだからな！」


観客「今年も頼むぜ協力青道打線！！」


御幸「なるほど...そういうことか」


前園「あれは先輩たちがいたから...」




甲子園は巨摩大が勝ち稲実は準優勝という結果出終わった。
今朝の新聞には大きく成宮の悔し涙を流す写真が載っていた。




倉持「って、おいおい！あいつら先に来て走ってんじゃん！」


前園「今日1日練なのに死ぬ気か？」




練習前に降谷と沢村がグラウンドを走っているのに気づきベンチから目を向ける。




沢村「(俺も立ちたい。あの舞台に_____)」




すると後ろから降谷にスッと抜かれる。沢村は負けずと前に乗りでる。




沢村「てめぇ！俺の前に出るな！」


降谷「いや、遅いから」


沢村「待てコラ！！」









観客「相変わらずうるせーな沢村のやつ」


観客「けどまぁアイツが騒がしいのは元気になった証拠。少し心配してましたからねえ」


観客「降谷は全然大人しいですけどね」




「ははは」と笑いながら二人のやりとりをみる観客たち。すると後ろから一人の男性が観客に声をかけた。




「あのー沢村と降谷というのは一年ですか？」


観客「何だあんた決勝戦見てないのか？」


「はぁ...まぁ...」


観客「あの大きいのが降谷暁。一年のくせにとんでもない球投げる右の本格派」


観客「そんでもう一人のうるせーのが沢村栄純。チームにとっても貴重なサウスポーです」


観客「それに右サイドの川上憲史」


「タイプの違うのが3人...」


観客「あとすげーのがもう一人いてな！マネージャーで今は居ないけど一ノ瀬っていう女子がいるんだ。その子の指導はプロ顔負けだよ！」


「マネージャーで指導？」


観客「あの子はホント凄いよな。女子じゃ勿体ないくらいだ。なんでも中学生の頃は全国に名を知らしめたスーパーエースだったらしいんだよ」


「へぇ...それは凄いですね」


観客「あんた...ここのOBじゃないな？」


「いやぁすいません。よそ者で...」




そんな会話がされているとも知らず練習に入る部員たちだった。

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