7曲目 ページ8
『今日はもうここで解散、遅いから話は明日にしろ〜俺も眠い』
『えちょ』
昨日はここで話が終わり今日がプロデュース科としての初登校になった。
＿3年A組＿
「うわあ...本当にここのクラスなんだ名前がある...」
「ちょっとA急に立ち止まらないでねぇ邪魔だし」
「いやほんとイズミが同じクラスなのが救い」
「あとで名簿渡すから確認してよねぇ」
「ありがとうイズミ...！」
イズミは私と関わりがあり昨日も居たことで案内やクラスの人達の説明をするようにと陣ちゃんに言われていた。
天祥院と同じクラスなのは気に食わない
「はい名簿。まぁ知ってる人しかいないから大丈夫でしょ？」
「あ、ありがとう。どれどれ...」
簡単に書いてくれた名簿に目を通す。
《蓮巳敬人 天祥院英智 羽風薫 瀬名泉 守沢千秋 三毛縞斑》
そして私は目を輝かせる
《斎宮宗》
「シュウ！？シュウも同じクラスなの？！」
「あんま教室に居ないけどねぇ。どお？馴染めそう？」
「ケイちゃんやイズミ。なんてったってシュウが居るなら天祥院の事など気にせずに馴染めそうだよ！」
「キラキラした目で瀬名くんと話してて申し訳ないけどそれは僕が傷ついちゃうな」
振り返るとヤツがそこに居た。
「げ、天祥院...」
「ふふっ、同じクラスだからよろしくね”月永A先輩”？」
うわぁと嫌そうな顔で天祥院を見ていたのがバレたのかそもそも気に食わないのを知っているからかイズミがそっと私を背中に隠す。
「はいはい天祥院。あんまAをいじめないでよね？」
「さすがだね瀬名くん。Knightsである事か大切な王さまくんのお姉さんである事かそれとも個人的な感情があるのか...ちゃんと”
「うるさいよ」
顔が見えないが声的にイズミは不機嫌だった。
ちらっとイズミの背中から見える天祥院の顔も笑ってはいるが不機嫌そうな顔。
「まぁ良いや。Aちゃんにちょっと手続きとか終わってないトコがあるから着いてきてもらよ？」
「はぁ？頼まれたの俺だから俺も一緒についてって問題ないでしょ？」
「個人情報だからね、行くよAちゃん」
「うわっ？！」
そう言うと天祥院は私の腕を掴み引っ張って歩く。天祥院は病弱だと知っているが意外にも力は強い。普通に引っ張ると言うよりギリギリと腕が痛い。ちょっと！と叫ぶイズミからどんどん離されていく
「いたっ！天祥院の馬鹿野郎！痛いよ！」
その時の天祥院の顔は怖かった
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作者名：ルナ | 作成日時：2022年4月16日 6時
