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禁断の果実を9口 ページ10

いつもの、朝が来た。
相田家恒例行事を朝から行いリコ姉と共に通学する。
そこで、木吉さんも合流した。
「鉄平!おはよう!」
『おはようございます。お義兄さん』
「ちょっ!?私達はもう付き合ってないわよ!?」
「そうだなー…でも、俺の事はいつでも頼ってくれて良いからな!兄貴だと思って!」
『はい!』
「もう!二人ともやめなさい!これだから、ボケとボケは!」
「何言ってんだ?リコー。俺は、ボケてないぞ。」
『そうだよ!』
分かってる…木吉さんが、「もう付き合っていない」と言った時に顔には出さないけど心拍が早くなっている。まだ…リコ姉に未練あるんだ…。
リコ姉も、木吉さんといる時の心拍が少し早い。
でも、彼の中ではもうなかった事になっているのか始めからなかったのか…【花宮】と言う言葉を聞いても心拍数は上がっていない事が分かる。同様に
リコ姉や他の皆んなは動揺している事が分かる。
便利な耳だけど、人の心を覗いてるみたいで嫌だなぁ…。
昨日会ったばかりなのに…まこちゃんに会いたい…。そう、考えてしまうのだ。
まこちゃんも、同じ気持ちなら嬉しいな…なんて…。
『何、考えてるの!?私!!』
「先生も、お前の脳みそが見てみたいよ。放課後職員室に来なさい。」
『あ…ハイ。脳みそ見せに行きます』←
ドッとクラス中が笑いに包まれる。
やってしまった…もう、まこちゃんのせいだっ!

霧崎第一では…。
「へっくしっ!」
「んー?花宮、風邪か?」
「いえ、大丈夫です。授業、続けて下さい。」
「分かったが無理はするなよー。……で、あるからして…」
(あいつ、絶対授業でヘマしたのを俺に押し付けたな…。後で電話してやる。)
そんな、悟りを開く悪童だった。

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りんご - とても面白かったです!ありがとうございました! (2017年11月23日 0時) (レス) id: 6adc5ff639 (このIDを非表示/違反報告)
かき氷@シロップ(プロフ) - トカゲさん» 面白い!最高の褒め言葉をありがとうございます!果たして、秘密を言える日が来るのか!?また、花宮くんとお母さんを助けられるのか!?更新頑張りますので、これからもよろしくお願いします(*^▽^*) (2017年4月1日 14時) (レス) id: b94c961c3a (このIDを非表示/違反報告)
トカゲ - とっても面白くて禁断の恋にキュンキュンしますw 続き楽しみに待ってます! (2017年4月1日 12時) (レス) id: 97190fc0d7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:小鞠 | 作成日時:2017年3月31日 11時

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