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禁断の果実を最後の一口 ページ23

『えっと…再びマネージャーをする事になった
相田Aです!よろしくお願いします!』
元気よく言うと木吉さんや小金井さんはよく戻って来てくれた!と頭をわしわしと撫でられて黒子くんにはお帰りなさい。と言われて水戸部さんはにっこりしていた。
日向さんには、ちゃんとやれよ!マネージャー!と、デコピンされた。地味に痛い…けど、嬉しいや。土田さんや降旗くんも喜んでくれてるし、何より…
『2号ー!元気だった!?んー!もふもふ!もふもふ可愛い!」
なんて、はっちゃける私を皆んなが微笑ましい笑顔で見ていた。
火神くんは、なんでまたマネージャーに?と言って全員から叩かれてた…南無…。
そんな、マネージャーもすぐに終わりテストを控えていた。
受験と言う名の…まこちゃんに釣り合う為に、それはもう勉強の嵐だった。リコ姉に教えられ、
まこちゃんに教えられなんとかギリギリで入れた
大学。
まるで、リアルの○太くんだと思った。
「なぁ、今日お前の家行って良いか?」
『え!?うち!?でも、今日はパパがなぁ…。』
「バァカ。その為だ。」
『うん?』
よく、分からないけど、家に招くと案の定パパの仁王立ち。地響きが聞こえるのは気のせいだと思いたい。
「今日はお話が合ってお伺いしました。」
「……まぁ、上がれ。」
え?パパが、すんなり上げた…プリント届けに来た同じクラスメイトでさえおもちゃの拳銃で脅してたのに…。
居間では、二人で正座している。何故に私まで?
と、言う疑問は置いといてまこちゃんが爆弾発言した。
「大学を卒業したら、娘さんを下さい。」
『なっ!?』
早過ぎない!?それより、言っちゃったよ!?
パパは無言でお茶を飲んでいる。怖いよ!?何、この間!!
「Aは、それで幸せなのか?」
『っ!私だけ、幸せでも意味がないと思う。だから、真と…二人で幸せになりたい。』
そう伝えるとパパは黙って分かったと言った。
耳を疑ってしまった。あのパパが…?
「でもな!小僧!!お義父さんなんて呼ぶんじゃねぇぞ!娘を泣かせたら分かってるな?」
やっぱり、パパだ…。





アダムとイブは禁断の果実を口にして楽園を追放され辛い事もあっただろうけど…きっと、楽しい事や幸せな事もあったと思う。
今の私達がいるのも、アダムとイブのお陰だから。
これからの苦難も一緒に乗り越えられる気がした。

あとがき→←禁断の果実を20口



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りんご - とても面白かったです!ありがとうございました! (2017年11月23日 0時) (レス) id: 6adc5ff639 (このIDを非表示/違反報告)
かき氷@シロップ(プロフ) - トカゲさん» 面白い!最高の褒め言葉をありがとうございます!果たして、秘密を言える日が来るのか!?また、花宮くんとお母さんを助けられるのか!?更新頑張りますので、これからもよろしくお願いします(*^▽^*) (2017年4月1日 14時) (レス) id: b94c961c3a (このIDを非表示/違反報告)
トカゲ - とっても面白くて禁断の恋にキュンキュンしますw 続き楽しみに待ってます! (2017年4月1日 12時) (レス) id: 97190fc0d7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:小鞠 | 作成日時:2017年3月31日 11時

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