禁断の果実を14口 ページ15
これは、私のミスだった。
携帯を開いたままトイレへと部屋を出て私に用事のあったらしいリコ姉が私の携帯を見てしまった事。
【風邪引くなよ。お休み。】
幸いにも、誰かまでは分かってないけど私がその誰かと付き合っている事が問題となっている。
そして、相田家緊急会議となってしまった。
「俺のAたんに手を出すとはいい度胸だ。
その時は、これで…」
『ちょっ…パパ、おもちゃのピストルしまって!』
パパが持つと本物に見えちゃうから!
「もう!話が進まないでしょ!で?相手は?年上?年下?まさか、同じ学校!?」
「えっ……と…。」
どうしよう…言えない…。
「こらこら。二人とも。Aだってその時になったら紹介してくれるわよ。」
ナイスタイミングでお風呂から上がってきた母!今は輝いて見える。
「でも、Aたんに悪い虫が寄って来てるなら親として見過ごせない!」
「A…その人とは本気なの?いつから、付き合ってるの?」
真剣な顔をする母に、これだけは答えないといけないと思った。
『中学2年の…夏から…だから、私は本気。』
言ってしまった…暫く母との見つめ合いが続いたけど先に目を逸らしたのは母の方だった。
「もう。皆んなも明日早いんだから早く寝なさい。」
リコ姉もパパもぽかんとしていた。
どういう意図で言ったのかは分からない…けど…
いつか、必ず連れて来れる日が来るから。
それまで、まこちゃんの事は秘密にしよう。
せめて、リコ姉と木吉さんの仲を戻すまでは…。
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りんご - とても面白かったです!ありがとうございました! (2017年11月23日 0時) (レス) id: 6adc5ff639 (このIDを非表示/違反報告)
かき氷@シロップ(プロフ) - トカゲさん» 面白い!最高の褒め言葉をありがとうございます!果たして、秘密を言える日が来るのか!?また、花宮くんとお母さんを助けられるのか!?更新頑張りますので、これからもよろしくお願いします(*^▽^*) (2017年4月1日 14時) (レス) id: b94c961c3a (このIDを非表示/違反報告)
トカゲ - とっても面白くて禁断の恋にキュンキュンしますw 続き楽しみに待ってます! (2017年4月1日 12時) (レス) id: 97190fc0d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:小鞠 | 作成日時:2017年3月31日 11時