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十歩 ページ10

担任の先生を勝手に作っちゃいました。
先生視点
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五条悟は、御三家の一つ五条家の生まれで、
無下限という術式と六眼の二つを抱いて生まれた
呪術界最強の呪術師。ちなみに担任は夜蛾。

性格に難ありと奴から聞いていた。









斎藤が退学届けを出した三日後の事だった。








職員室で生徒からの報告書と、
灰原のことで色々作業をしていると、
いきなり、ドアが壊れるんじゃないかと
思わせるぐらいの勢いで開いた。


いや、もうあれ壊れたな。うん。




現れたのは噂の五条悟。




彼は誰に用があるとか、そんなことも言わず、
ズカズカと歩いてくる。

職員室には俺と補佐役の職員は数名いるだけで、
彼の担任である夜蛾はいなかった。
どうせこもって人形作りでもしているのだろう。





「お………あの」




…俺になんの用があるんだ?


ズカズカと長い足で歩いてきた五条は、
あろうことか俺の前でその足を止めた。


見れば、サングラス越しに睨まれている。
俺なんかしたっけ?


だが、それに反して口調は柔らかく丁寧だ。
最初に「おい」と声をかけそうになったのか、
モゴモゴしていたのは見逃してやろう。




「斎藤零がやめたって本当ですか?」




もう広まったか。


まぁ、敷地は広いが人間関係は狭い高専では、
広まるのも時間の問題だと思っていた。



だが、分からないのは
こいつがそれを気にしていることだ。




五条と斎藤は学年が違うし、
ましてや仲が良いとすら聞いたことない。
逆に仲が悪いという噂の方が耳に入るぐらいだ。



「あぁ、本当だ」


「…」



ぐっと唇を噛む五条。

その表情は少し辛そうだ。

こんな顔は初めて見るな…。


もしかして……
仲が悪いように見えて本当は仲が良かったのか?




「どこに行ったのか、教えて頂けませんか」




泣きそうなこもった声。



こいつ…そこまで斎藤のことを想って…?



今までここに来て
斎藤のことを聞きに来るやつはいたが、
どこに行ったのかと所在地を聞くヤツは居なかった。


ましてや泣きそうになっている奴など…
来たヤツらは噂が本当なのか確かめる、興味がある
という理由だけで聞きに来ていた。




こんなに斎藤を想う奴がいたなんて、
斎藤は幸せ者だな。

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- 続き待ってます! (9月18日 1時) (レス) id: 61fc42598e (このIDを非表示/違反報告)
ボブ(プロフ) - 更新待ってます。 (2022年7月12日 21時) (レス) @page36 id: 95a51c0b56 (このIDを非表示/違反報告)
すめし - 好きすぎる、、、 更新頑張ってください!! (2022年3月17日 21時) (レス) @page36 id: b2ccf5b6d7 (このIDを非表示/違反報告)
ぴえ - 続きが気になりすぎる…!! (2021年7月23日 21時) (レス) id: 13f7b558a6 (このIDを非表示/違反報告)
ボブ - 更新待ってます。 (2021年6月22日 14時) (レス) id: 95a51c0b56 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:かるーあ | 作成日時:2020年12月27日 9時

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