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55組 ページ8

私は目が覚めると拠点の救護室に居た。




『…………?』




保健室の先生「あら、目が覚めたのね。よかったわ、毒素が抜けたようね」





『上野先生……どういうことですか…?』





上野先生「何も覚えてないのね……貴方実習で魔法石使ったでしょ?しかも、メトノハニっていう物質の。」



『……あぁ、はい』




上野先生「その魔法石を使った時毒素が発生したみたいで、、それで倒れたのよ」






え、、そうだったんだ……。

じゃあ、あの後成瀬くんが拠点まで運んでくれたんだ…




『先生、成瀬くんは…何処にいるかわかりますか……?』






その言葉を放った瞬間、上野先生の顔が曇るのが分かった。



なんで……?成瀬くんになにもないよね……?成瀬くん、私を庇ったりして怪我してたりしないよね…?





上野先生「淺霧さん……覚悟して聞いてね…。」




『?………はい』




上野先生「成瀬くんは、、大ケガで学校の治療室まで運ばれたわ」





『え、、』




その言葉しか出なかった。


なんで?そう聞き返したらいいのにって今は思うけど、その時はえ?ってしか言えなかった。





上野先生「貴方をここまで運ぶ時に、貴方達が戦った怪物と違う怪物が襲ってきたらしいの。
その時成瀬くんは貴方を背負ってたから無理に戦えなくて、魔法石で一時的に結界を張って身を守ることしか出来なかったらしいの。

でも、成瀬くんが貴方を運ばなければ淺霧さんの症状は悪化していたし、成瀬くんの選択は正しいわ。」





ポロッ………ポロ




その話を聞くだけで自然と目から涙が流れた。


そんな私を上野先生は優しくなだめてくれて…。成瀬くんと付き合ってるのも知っていて……大丈夫よって言ってくれて……




この時の上野先生の行動がなかったら私は落ち着いてなんて居られなかった。




☞作者から☜
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ちょこ - わかりました、戻ってくるのしんじてまってます!(´;ω;`) (2021年3月18日 13時) (レス) id: 5ad0b4ef6a (このIDを非表示/違反報告)
ラリレ - 辛いことがあったんですね。私はこのお話が大好きになりました!いつになってもいいので、更新楽しみにしています! (2020年6月28日 22時) (レス) id: 61319e7587 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:黒瀬なを | 作成日時:2019年8月15日 21時

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