うちの学園は怪物を倒す為に訓練される所でした。２【歌い手】《nqrse》

59組 ページ11

父「どうするって言われてもなぁ……まぁ、俺が怪我を負えば良かったのに…とは思うな」




『それが、今の私の状態だよ………どうやっても成瀬くんのこと救えなくて、、いつも救われるばっかで……私最低な彼女だよ……』





父「………………お前の彼氏が誰なのかっていうのは知らんが、、父さんがそんなこと言われたらきっと悲しむな。だから、お前は彼氏のために笑ってて欲しい」




お父さんに話して正解だったかもな………。




『ありがとｯ………今度…彼氏の傷が治ったら彼に……会ってくれる…？』




父「もちろんだ。お前に見合うやつかどうか見極めなきゃな!!」



冗談半分でそんなことを言うお父さんのお陰で私はその時笑顔になれた。





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5日後、実習が終わって今日から普通に学校が始まる。もちろん、訓練もね。




学校に着くと………なんか成瀬くんファンが居ない…？




まぁ、本人は居ないけどいつもお土産だとか言って机の周りにはたくさんの女子が……




モブ1「やっぱ、彼方先輩の弟ってなるとイケメンだよね〜」


モブ2「私成瀬くんよりりょうくんの方がタイプかも〜」





なんて、声が聞こえてきた。

そっか、皆りょうくんに乗り換えたのか。成瀬くんの囲いが居なくなって良かったとも思う反面、成瀬くん“より”りょうくんって声にイラつきもする。






まぁ、結果オーライ…？

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