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ナ「……恋人がいるのに一応今日来てる女性も見ろと言われた」
貴「そうなの?私は気にしないから別に挨拶に行って来ても良いのよ?」
ナ「こんなに綺麗な貴方を1人にしたらバチが当たりますよ」
貴「ふふ、嬉しい」
2人で猫被った話し方してるの面白すぎて笑い堪えられる自信ない
ナッシュも堪えられてないだろ
頑張って耐えてたら1組の男女が近付いてきた
多分ナッシュの婚約者候補になりたがってる娘とその父親
ナッシュとその父親が何やら話をしている
俺はその娘と目が合ったからニコリと優しく微笑んでみた
そしたらその娘がサッと顔を青くした
俺何かしたか?
父親の袖を引っ張って早々に何処かへ行ってしまった
貴「どうかしたのかしら」
ナ「貴方が美しくて逃げて行ったんですよ」
貴「お世辞は結構」
ナ「困ったな、本心なのに」
貴「それよりも少しバルコニーに出ましょう?暑くって…」
ナ「ええ、分かりました」
俺はナッシュとバルコニーに出た
ここは人がいないみたいで良い
まあガラスだからあっちからは見えるんだけど
だから身体は密着させている
貴「マジお前面白すぎ」
ナ「お前もだよ」
貴「はー…結構疲れるな」
ナ「まあ人が多いしな。具合は?」
貴「大丈夫。つーかあの女、何で逃げてったの」
ナ「は?言ったろ?お前が綺麗で、勝ち目がないって父親に言って帰ってった」
貴「あー?マジだったのか。まああの女より綺麗な自信あるもん」
ナ「お前も大概だよな」
貴「つーかここに来てる女の誰よりも綺麗な自信ある」
ナ「まあ全面同意だ」
貴「お前は来てる父親と繋がり作っとけば?行ってこいよ」
ナ「あー…今はいい。それよりもお前を1人にしたらすぐ何処かに連れて行かれそうだ」
貴「……実はさっきから狙われてる気はしてる」
ナ「まあ実際かなり綺麗だし」
貴「お前もな。たまにはよそ行きのナッシュも良いもんだ」
ナ「…面食い野郎」
貴「人の事言えねーくせに」
ナ「あ、おいまずい。人が来る」
貴「どうす…うおっ」
ナッシュに引き寄せられて手を首に回させられた
あ、いい匂い
少し聞いていたら足音が遠のいて行った
貴「行った?」
ナ「行った」
貴「つーかいつ帰んの?」
ナ「まだいねぇとまずい」
貴「マジか〜。じゃあ中に戻ろ」
ナ「ああ」
俺はわざとらしく腕を絡めてナッシュと中に戻った
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碧夜叉 - 優希♪さん» ありがとうございますー!励みになります! (2017年5月24日 22時) (レス) id: fa67c2696c (このIDを非表示/違反報告)
優希♪(プロフ) - 碧夜叉さん» はい!すごく楽しみにしてます! (2017年5月24日 7時) (レス) id: eb5121b4a2 (このIDを非表示/違反報告)
碧夜叉 - 優希♪さん» 詳しく感想をいただけて嬉しいです!ありがとうございます!これからも更新頑張りますね! (2017年5月24日 7時) (レス) id: fa67c2696c (このIDを非表示/違反報告)
優希♪(プロフ) - 夢主ちゃん、もう無自覚でナッシュの事を異性として好きになってる感じしますね。それか認めたくないだけでしょうか? これからどんな風に話が展開されていくのか楽しみにしてます。 更新頑張ってください♪ (2017年5月23日 8時) (レス) id: eb5121b4a2 (このIDを非表示/違反報告)
碧夜叉 - あずま真太郎さん» 沢山更新出来るように心掛けています!ありがとうございます、これからも頑張らせて頂きます! (2017年5月14日 23時) (レス) id: fa67c2696c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:碧夜叉 | 作成日時:2017年4月22日 1時