【黒バス】金髪野郎に言い寄られて困ってる。Part2

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貴「面白そうだけど余計な波風立てたくない」

虹「面白そうだとは思ってんのかよ」

ナ「でもお前っていじめられても意に介さなそうだよな」

貴「興味ねーし、そんな俺に構ってる奴すっげー暇だよなとは思う」

ナ「…ここまでとは」

虹「まあコイツはずっとこうだからな」

貴「シュウ兄、疲れたから帰ろう」

虹「ああ、そうだな」

ナ「じゃ、俺は仕事あるから」

貴「またなー」


仕事あるのにわざわざ来てたのか…

何か悪いな

でもまあ…来てたのは嬉しいっちゃ嬉しい

そんな事を考えながらシュウ兄と家に帰った

飯食って、ちょっと具合悪かったから薬飲んですぐに寝た

次の日に目を覚ましたのは午後だった

今日は学校休みの日か

シュウ兄…が、いる

もぞもぞと身体を動かしていると、ふわりと何かいい匂いがした

昨日はすぐに寝てしまって気付かなかった

……もしかして、ナッシュが泊まったからこれナッシュの匂いか？

超いい匂いする

うわぁ…匂い嗅いで和んでる自分にちょっと引くわ……

でもいい匂いだしここ俺のベッドだし…良いか

それに少し具合悪いから動きたくない……あー…良い匂い…


虹「A、もうそろそろ起きねぇと1日終わるぞ…って起きてんじゃん」

貴「今起きた……少し具合わるい…」

虹「大丈夫か？薬は？」

貴「食欲ないから…あと少ししたら起きる…」

虹「無理すんなよ」

貴「ん…シュウ兄は優しいね……」

虹「お前限定な」

貴「へへ、好き…」

虹「知ってる。長旅で疲れたんだなきっと…少し熱いな」


シュウ兄は俺の額に手を当ててそう言う

やっぱり疲労は敵だな

少し具合悪いだけなのに、シュウ兄がすごく心配そうな顔してる

心配かけたくないのに


貴「そんなに心配しなくても平気だよ」

虹「…お前は目を離した隙にすぐ何かやらかすから心配だ」

貴「大丈夫、俺は自分の事は大体自分で解決出来るから」

虹「だから無理しないか心配なんだよ」

貴「平気だって。それよりも自分の将来考えなよ…俺もだけどさ」

虹「それはまあ…そうだが」

貴「さて、起きようかな」

虹「起きれるか？」

貴「起きれるよ」


のそのそと起き上がったらシュウ兄が手を貸してくれた

…前に起きて目の前で倒れたの覚えてるなこれは

あの時は無理したからな……

シュウ兄がこんなに優しくしてくれるのは俺限定らしいからいっぱい甘えておこう

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