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それから俺は示された所に座ってナッシュを見ていた
ナッシュは顔も良いしスタイルも良いから画になるなぁ
しかも髪の毛もセットしてもらっていつもとはちょっと違う感じだ
今回はファッション系の雑誌なんだろう
何着も着替えて撮影している
はっきり言ってかっこいい
何なんだアイツ
…そうなんだよ、俺はナッシュの顔は好みなんだ
雑誌出たら買おうかなぁ
ボーッとナッシュを見ていたら誰かに肩を叩かれた
振り向くとスタッフらしき白人男性がいた
何か話しかけられたのですぐにケータイを出して応対する
「君はナッシュの友達なんだってね」
貴「そうですよ」
「恋人ではないの?」
貴「はい」
「じゃあ君を俺が貰っても良いわけだ」
貴「……まあ、はい」
「ちょっと一緒に出ようか」
貴「はあ」
すぐに裏の方へ連れて行かれた
…コイツまた身体目当ての奴かぁ
面倒だなぁ
適当に流そう
ナッシュに見つかったらもっと面倒臭い
「いくらかな?」
貴「……あ?」
「身体だよ。ここまでついてきて分からないワケじゃないだろ?」
貴「あー…そうですねぇ…5万とか、どうです?」
「…はは、健全な付き合いをする気はないんだね。良いね、気分が良いから2万上乗せしてやろう」
貴「ほんとですか?やった、お小遣いいっぱいだ!」
「しかしこの場ですぐ…というわけには?」
貴「貴方が良ければ結構ですよ?でも代金は前払いでお願いします」
「…全く、良い性格してるね」
そう言いながら日本円で7万程を手渡された
それを俺はポケットにしまった
…さて、これからどうしたものか
まあ当然抱かせてやる気は毛頭ない
俺は金を巻き上げられればそれで良かったんだがな…
そう考えている間にも手が迫ってきている
…あ、ここ防犯カメラないんだ
ラッキー
……あ?ヤバい、見つかった
ナ「…何やってんだてめェ」
「……俺が買ったから俺のものだ」
ナ「はぁ?」
貴「ナッシュ‼ナッシュ、助けて、襲われる!」
「なっ…お、おい、金は払っただろう?」
ナ「…金貰ったのか?」
貴「貰ってない。無理矢理」
「お前…ッ、嘘を吐くな!」
ナ「証拠は?」
「ソイツのポケットを漁れば金が出てくるハズだ」
貴「…ねぇだろ?」
ナ「何処にもねぇなぁ」
「そんなハズは…くそ、防犯カメラが証拠に」
貴「ここは防犯カメラありませんよ〜?ナッシュ、仕事は?」
ナ「終わった」
貴「じゃあ行こう。この件は黙っておきますね?またどーぞ」
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匿名 - 一人称が俺とかかなり萎えますね (2017年9月17日 23時) (レス) id: f7bd0c1b2b (このIDを非表示/違反報告)
てんてー(プロフ) - 待ってたよナッシュー!! (2017年5月30日 19時) (レス) id: 88afc1eabe (このIDを非表示/違反報告)
碧夜叉 - 白雪さん» 教えてくださりありがとうございました! (2017年4月22日 22時) (レス) id: 5ccf01eb88 (このIDを非表示/違反報告)
白雪 - お役に立ててよかったです。 (2017年4月22日 17時) (レス) id: 5f8d813057 (このIDを非表示/違反報告)
碧夜叉 - 夜桜さん» ナッシュめちゃくちゃかっこいいですよね!ありがとうございます!頑張ります! (2017年4月22日 1時) (レス) id: 5ccf01eb88 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:碧夜叉 | 作成日時:2017年4月3日 16時