最悪の事態 ページ18
− 百目鬼 −
今日はやけに調子が悪かった
何だか分からない不安
それにより、私の情緒は不安定だった
水鳥に心配されるし
『情けないわ……』
そう言って項垂れていた、その時だった
＿＿＿＿緊急招集！緊急招集！九番隊に異常事態！
なんてこったい
私は急いで支度をし、一番隊隊舎へ向かった
✿
一番隊隊舎に着くと、どうやら一番乗りのようだ
山本「来たか、早かったの」
そこには既に山じいがいた
……これは、結構な案件なのかも
『まあ、早いのかもね』
私はそう言って自分の位置についた
それから間もなくして、十二番隊を除く
全隊隊長が集まった
山本「火急である！」
山じいは杖でドンッと床を叩いた
山本「前線の九番隊待機陣営からの報告によれば、夜営中の同隊隊長･六車拳西、同隊副隊長･久南白両名の霊圧が消失」
まさか、アイツ＿＿＿＿
惣右介は遂に隊長格に手を出したって事か…！
山本「原因は不明！これは想定し得る限りの最悪の事態の一つである！
昨日まで流魂街で起きた単なる事件の一つであったこの案件は、護廷十三隊の誇りにかけて解決すべきものとなった！」
全員の顔が険しくなる
隊長格が二人も餌食になったんだ
簡単な案件では無い。
山本「よってこれより、隊長格を六名選抜し直ちに現地へと向かってもらう！」
ダンッ
山じいがそこまで言うと、扉の前に
やっと喜助さんが現れた
山本「遅いぞ、浦原喜助」
浦原「……ボクに……行かせて下さい！」
その言葉に驚く私達
何故、こんなに焦っているのか
山本「ならん」
浦原「ボクの副官が現地に向かってるんス！ボクが……」
四楓院「喜助！！」
焦る喜助さんの言葉を止めたのは
夜一さんだった
四楓院「情けないぞ、取り乱すな！自分で選んで行かせた副官じゃろう！お主が取り乱すのは其奴への侮辱じゃというのが解らんか！」
夜一さんに怒鳴られて黙る喜助さん
一向に定位置につこうとしないので
私は喜助さんのところへ行き、手を引く
浦原「っ！？Aサン……」
『とりあえず今は話を聞きましょう。事態は一刻を争います』
喜助さんを私の隣の定位置に連れていき
私もその隣に並ぶ
『申し訳ございませんでした。続けてください』
私は一歩前に出て山じいに一言謝罪すると
喜助さんも私の隣に並び頭を下げた
山本「うむ。では、続けるぞ……」
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雪華 - お願いあるんだけど良いですかな?narutoのキャラ×るろうに剣心の雪代巴の恋愛短編集を作って貰いますかな?巴は木葉隠れの忍びを設定で。 (2019年1月25日 17時) (
レス) id: 1286db9797 (このIDを非表示/違反報告)
綺世(プロフ) - みーさん» ありがとうございます！これからも、よろしくお願いします！ (2019年1月18日 23時) (レス) id: fd5968f422 (このIDを非表示/違反報告)
みー - 続き待ってるよ(^^) (2019年1月16日 7時) (レス) id: 24c83282b9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：綺世 | 作成日時：2018年12月26日 23時
