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八十一話…? ページ36

凍「A、一緒なんだから行こうぜ」

『だりぃ』


あれは僕らが学生時代だった頃

凍籠咲は高校二年生、僕は中学二年生
学校はお互い近くにあって帰り道も近くだった


今と比べて僕は少し性格が変わっているが
至って目立つことも浮くこともない一般人だった


それと比べて凍籠咲はスケート部の優勝候補でもあり
整ったルックスにファンも多く居たものだ。



これはとある日の事。

帰り道たまたま一緒になり帰っている途中
凍籠咲が口を開いた


凍「…実は、さ。今日同じクラスの女に告られてよ
お試しでも良いからって言われてOKだしちまって…

恋人ってどうやって付き合ってくもんなんだ?」



少し恥ずかしがりながら言うものだから
僕は少し黙り込んで「優しくしておけ」と
返事にもなっていない言葉を返しておいた


正直僕だって女子の気持ちなんか知らない

自分が女子らしくないことだって自覚してるから
話せることはない


てか他のやつに聞けよ、って思っていた




「おう」と返したあの日からおかしくなっていった
暫く会わない日が多くなっていたがたまたま
帰り道で凍籠咲を見かけた



…隣の人が彼女、か?



べったりと腕を組んでいる彼女と思わしき人物は
嬉しそうに何か話しかけている


それならまだしも凍籠咲の反応がおかしいのだ



少し疲れ気味、というかやつれてる気がして









『結露、と彼女さん?』


思わず声をかけてしまった
ギロッと睨み付けるかのように僕を見たその女性



凍「…あぁ、悪い。ツレが来たわ。
前話した俺の幼馴染み。今日こいつと帰るから
一人で帰ってくれない?」



「…なんで、なんで!?
私彼女なのに一人で帰らせるの!?おかしいよ!
一緒に帰ろ?じゃないと私また…」



…なんだこいつ
人生で初めて本当のヤバいやつと鉢合わせた気がした

チラッと見えた手首からは無数の切り傷


凍「…分か、」


『悪いんですけど約束していたので結露は
僕と帰らせていただきます。

この時間帯はまだ人通りも多いですし
不審者もいないと思います。

安心してお一人で帰ってください』



咄嗟に言葉を遮ってそう喋る
するとすぐさまこちらを睨みつけてズカズカとこちらに向かってきて顔を勢いよく叩かれた。



抵抗もせずに僕はその人を哀れみの目で見つめる



『傷害で訴えられたくなければ帰ってください』


その一言に流石にビビったのか
唇を噛み締めてその場から逃げるように居なくなった






『…結露』

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砂漠*(プロフ) - 櫂羅(書き手だぁぁぁぁぁぁl)さん» ありがとうございます!これからも頑張らせていただきます! (12月19日 14時) (レス) id: a242cd1797 (このIDを非表示/違反報告)
櫂羅(書き手だぁぁぁぁぁぁl) - 初コメです。お話面白すぎです!これからも応援してます! (12月19日 14時) (レス) id: 92c98fb809 (このIDを非表示/違反報告)
砂漠*(プロフ) - 律さん» ありがとうございます!グダグダと続くかもしれませんが見てもらえると嬉しいです! (12月2日 6時) (レス) id: a242cd1797 (このIDを非表示/違反報告)
- 初コメ失礼します。続編おめでとうございます!! (12月2日 0時) (レス) id: bfc3e39400 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:砂漠* | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2019年11月30日 18時

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