〔あんスタ〕彼は私を見ていない〔衣更真緒〕 (ページ9)

今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:1,779 hit

09：好きって気持ちページ9

「A、おっは～」

「おはようめぐちゃん」

「今日も衣更くんを見てきたの？」

「ちょっめぐちゃん！声大きいっ」

「ごめんごめん。それよりA。アンタはこのままで良いの？」

「へ？」

「見てるだけの恋で終わらせて良いのかってこと」

「出来たらそりゃ、恋人になりいよ。でも出来っこないじゃん？真緒にとって私はただの幼なじみにしか見られてないよ」

「…………」

――――ムニッ

めぐちゃんに頬をつねられる

「！？」

「バカ！何でそう決め付けるの！？衣更くんの気持ちを直接聞いたわけじゃないんでしょ！？」

「そうだけど……」

「明日、アイドル科にプロデュース科のテスト生の女生徒が転校してくるんでしょ？」

「うん……ていうか何でめぐちゃん知ってんの？」

「新聞部をナメないでよね！それより！その転校生に衣更くんを取られても良いの！？」

「そりゃ嫌だけど」

「じゃあ…！」

「真緒はアイドルの卵で私はただの一般人なんだよ？アイドルの隣に相応しいのは私なんかじゃなくて同じアイドル仲間とかプロデューサーなんだよ」

「A……………」

「早く新しい恋探さないとなー」

自分ではそう言ったものの、私はきっと新しい恋は出来ないと思う

それほど私は真緒のことが好きなんだ