【文スト】敦くんの妹が可愛すぎる件について！りにゅーある

じゅう ページ11

お母さんの言う通りだった＿＿＿＿





外は危険＿＿＿＿



外は私を傷つける＿＿＿＿＿






外は＿＿＿＿＿＿＿






『いやぁぁぁぁぁあああああ』






つんざくような悲鳴を上げても異能は消えることは無い。




ジャキ、





ベチャッ






そんな音を立てながら切っていくハサミは止まらない






『異能力……舌切り雀……＿＿＿私を殺して＿』









そうだ。







私が消えたら異能はなくなる。









目をつぶって、私の異能のせいでいなくなった人に罪悪感を覚えながら、刃が私の首を取るのを待った。







けれど、いつになってもその感触は来なかった。








代わりにきたのは、









ボソリと呟かれた声だった。







｢異能力＿＿＿＿＿人間失格｣









目をゆっくり開くと、知らない人が居た。







その人はにっこり笑うと、







お話、聞かせてくれない？






そう言った。







悪いような人には感じなかったので、そのままついていくことにした。

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