【鬼滅の刃】報われない女の子の話。【竈門炭治郎】

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「うう〜！お腹いっぱい！」

「中々に美味だったな！美味かった！！」

『意味同じですそれ』


『もう入らない』とお腹を擦るAと「うまい！美味かった！」と声を上げる煉獄さん。

久しぶりに3人で食事が出来て良かった。


「さて！俺はそろそろ戻るとしよう」

『御一緒出来て良かったです。また機会があれば』

「そうだな！今度は家に食べに来い！千寿郎も喜ぶ。勿論、甘露寺もだ！」

「千寿郎君の御飯…！喜んで！」

「うむ！ではまた「あ、待って煉獄さん！」む？」


去ろうとする煉獄さんの腕を引いて
「あの、あのね」とコソコソ話をする。


「今、買いたい物があって…。直ぐに終わるので一寸付き合って欲しいんです」

「む、そうか！分かった！」

「ありがとうございます！A、少し此処で待っててくれる？」

『へ？構いませんが…』

「ありがとう！すぐ戻るから！」

．．．．．

「甘露寺。買いたい物とは？」

「あっ、此処。この御店にあるんです」


着いたのはさっきAと立ち寄った小物屋さん。

御店に入り、御目当ての品を探す。


「…あった！これ！」

「ふむ、これか！甘露寺が付けるのか？」

「いえ、Aに…。さっき此処の御店に来た時にずっと見てたから」


「欲しいのかな、と思って」と煉獄さんに告げる。

あの子、いっつも自分の欲しい物我慢しちゃうから。

「これください」とお婆さんに会計をお願いする。

お金を出そうとすると、「これも一緒に」と横から品物が出される。


「えっ」

「俺もAに贈物をしたくてな。俺が多めに出すから一緒に会計してもいいだろうか？」

「そんな！自分で出しますから…！」

「良いではないか！残った金は、またAと出掛ける時の為に取っておけ」

「でも「甘露寺、「はい」以外は認めんぞ！」…も〜！はい！」

「良い返事だ！お婆さん、贈物なんだ。包んで貰えるか！」

「はいはい只今」

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遊郭編ばんざーい！！！！！

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