百十五話 ページ15
もう一人の精神安定剤に会いに行くべく
「おーい、きーすーけーちゃーん」
私は夜一と別れた後、浦原を探し夜の空座町を駆けていた
この白牙ちゃんにかかれば、人探しなんてちょちょいのちょいさ
ほらよ、見つけた
「楽しそうだねぇ、お二人さん。私もちょいと交ぜてくれや」
肩を並べ道を歩く二人の元に電柱から飛び降りる
「白牙さん?!なんでここに、この時間はもう寝てるはずじゃ!」
「私がいつ寝ようが勝手でしょ、それとも何?私にバレちゃいけないような疚しいことでもあるわけ?」
「ありませんよ!そんなの!」
私の問いに対し、声を荒らげる浦原
焦りすぎでしょ
え、なに、本当に疚しいことでもしてるんけ?
話によれば、いちごちゃんの死神の力を取り戻すために霊力を集めてたんだと
敵さんにバレないように本人にも内密にしていたらしい
「...ふぅん、そういうこと。私ってばてっきりおっさん二人揃って如何わしい店でも行ってんのかと」
「なわけないでしょ!白牙さん、アタシたちのこと、ただの変態オヤジだと思ってるでしょう?!」
「あり?違った?」
「馬鹿か、こいつは兎も角、俺は既婚者で妻一筋だっての」
「こりゃ失敬。おじさんワンとツー」
「謝る気ないでしょう?!」
夜中だというのに声を荒らげる浦原
そのあまりのうるささに私も一心も耳を塞いだ
「で、進捗どうなのよ。私も力貸したげよっか?」
「助かります。ですが、その霊力を込める刀は今尸魂界にありまして」
「そうなの?じゃあちょっくら行ってくるわ」
「え、ちょっ、白牙さん?!さっきの霊圧について、貴女には聞きたいことが山ほど.........」
私は浦原の静止を無視してその場を駆け出した
いざ行かん、尸魂界
(あー、その、なんだ、お前も苦労してんだな)
(.....ええ、まぁ。今に始まったことじゃないですけどね)
(つーか、さっさとけりつけろよな。見てるこっちが焦れったいんだよ。あの様子じゃ、あっちにはその気はないかもしれねぇがな。ま、頑張れよ)
(.....言われずとも、分かってますよ)
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明里香(プロフ) - そう言って頂けると有難いです。きつい物言いになってしまうことで他の方から反感を買うことが多く、不快にさせてしまいます。気を付けるように致しますが、よろしくお願い致します。 (8月3日 22時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
狗犬(プロフ) - 明里香さん» いえ、おかげで間違えを修正できたので大変助かりました。本当に有難うございます、まだまだ未熟ですが、頑張りますのでこれからもよろしくお願いします。 (8月3日 21時) (レス) id: c4cd770524 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - こちらこそ、きつい物言いになってしまい、申し訳ありませんでした。楽しく読ませていただいています。頑張ってください。 (8月3日 18時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
狗犬(プロフ) - 明里香さん» 大変申し訳ございません。御指摘有難うございます、修正させて頂きました。 (8月3日 0時) (レス) id: c4cd770524 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 112話、月島秀一郎じゃなくて、月島秀九郎です。 (8月2日 22時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:狗犬 | 作成日時:2022年10月18日 23時