愛病 百十八話 ページ18
病院を退院して二日後、里で火影様の葬式が行われた
そして、その次の日
「カカシ、アンタが先にいるなんて珍しいな...」
「ちょっと兄さん、先生を呼び捨てしないの、あとタメ口もダメだって何時も言ってるでしょ、全く...」
私と兄さんは、先生に呼ばれ甘味処へ足を運んだ
「オレとツバサは甘いもんはダメだぜ」
兄さんは店の奥に目をやったあと、先生にそう言う
「あ...そうなの、そう言えば、ツバサは自己紹介のとき言ってたね...」
目を向けると、机には食べかけの団子と湯のみが二つ
その二つの湯のみからは、まだ湯気が立っている
「!」
先生が何やらチラッと二人に目配りすると、紅先生とアスマ先生は何処かへ行ってしまった
紅先生に修行のお礼を言いたかったんだけど
何かあったのかな
その後、先生に帰れと言われ、私たちは大人しく家の帰路へとついた
のだが
「ちょっ!待って、兄さん!!何処、行くの?」
兄さんが急に進路を変更し出したのだ
「カカシの家だ」
「先生の家って....さっき大人しく帰れって言われたばかりじゃない、何処にも寄り道はするなって...」
そう言うが、足を止めるどころか、歩く速さを上げていく兄さん
私は後ろからそれを追いかける
そして、あっという間に先生の家と思わしき場所へ着いてしまった
ごめんなさい、先生!
聞こえるわけないが、私は心の中で全力で謝罪した
ドアの前に着くと、ノックもなしにガチャりとドアを開ける兄さん
「ちょっ、勝手に入っちゃ...!」
私の制止は虚しく、お構い無しに兄さんは中へ入っていった
嗚呼、もう!!
「「?!」」
部屋に入ると、何故か上忍の先生たちがいた
そして、ベッドの上にはカカシ先生がいて
「....どうしてカカシが寝てる?」
「それに上忍ばかり集まって何してる...一体、何があった?!」
先生の様子を見れば、私たちを帰した後に何かがあったことは一目瞭然だった
あの先生がこんなことになるなんて、一体、誰が...
「...ん...いや別に何もな「あのイタチが帰って来たって話はホントか...?!しかも、ナルトを追ってるって...」
え...いま...何て.....
い、イタチ兄さんが何て?
それにうずまき君を追ってるって...
暫く固まっていると、隣でそれを聞いていた兄さんが、部屋を飛び出していく
「兄さん!待っ....!」
それを追いかけようとすると、近くにいたガイ先生に手を掴まれ阻止されてしまった
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狗犬(プロフ) - あやさん» 有難うございます。そう言ってもらえて嬉しいです、今学業に力を入れている為更新が厳しい状況となっていますが、落ち着いたら頑張って更新致しますので宜しくお願いします! (10月2日 21時) (レス) id: c4cd770524 (このIDを非表示/違反報告)
あや - 是非とも続き読みたいです! (10月2日 20時) (レス) id: f6af94ada0 (このIDを非表示/違反報告)
狗犬(プロフ) - りなーるさん» コメント有難うございます!いま、ネタを収集している最中ですので、暫くお待ちください。 (2023年4月2日 23時) (レス) id: c4cd770524 (このIDを非表示/違反報告)
りなーる(プロフ) - 更新めちゃくちゃ楽しみにしてます!! (2023年4月2日 20時) (レス) @page45 id: fcaf0d8ff7 (このIDを非表示/違反報告)
狗犬(プロフ) - ミミさん» コメント有難うございます!中々、更新出来ずじまいで、すみません。更新頑張りますので、これからもよろしくお願いします! (2022年2月18日 9時) (レス) id: 53877cb946 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:狗犬 | 作成日時:2021年4月23日 21時