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仁兎くんが委員会の仕事だからと泣く泣く別れ、道案内を再開することに。
また、同じく放送委員の遊木くんも共に行った。
「凄かったねー。バキさんに〜ちゃんと仲良かったんだ」
『うん。よく話しましたよ。彼も何か変わったのですか?』
「ああ。仁兎先輩は今、Ra*bitsというユニットのリーダーをしている」
え、あのValkyrieを辞めたのか……?
確かに、彼がユニットで居心地悪そうにしていたのは知っていたが、本当に辞めてしまうなんて。
デッドマンズと同じくらい人気が高く、学院のトップとして君臨していたのに、まさか。
「着いたぞ」
『あっそろそろお昼だし折角だから食べて行こうか』
そして、俺は人が多いから場所取りをすることにして、2人には先に注文してもらうことにした。
しかし、空いているテーブルを見つけ、席をとることが出来たものの、周りからの視線が痛い。
……やっぱり、一応同級生だった3年生のみんなは俺の存在をちゃんと理解してるんだな。
意外だが、2年生にも。
「何でここにいるんだ」「死んだんじゃ……」などとかなり変な誤解をされていたみたいだ。
「あっ、朝の!!」
『……ああ、パンの』
この注目の中、普通に話しかけてきた子。
朝、廊下でパンを咥えながらぶつかってきた子だ。後ろには1年生を2人ほど連れている様子。
『席がないのなら、もし良ければご一緒しますか?』
「本当に!?ありがとうなんだぜ!」
「あれ?しののんだ!一緒に食べよう」
後ろの水色の髪の子も、明星くんの知り合いだったみたいだ。
茶髪の子も、氷鷹くんの知り合いみたい。
ちょうど知っている子達で良かった。
一年生は、やっぱり可愛いな。2個しか変わらないけれど、随分年下に見える外見。
「あの……さっきから気になっていたんですけど、先輩はどうして周りから、その、見られているんですか?失礼だったらすみません!」
お気に入りのスパゲッティーを食べている時、先ほど名前を紹介してもらった真白くんから聞かれる。
ああ、一年生は俺の存在なんて知るわけないからなぁ……。
『実は、俺留学していたから留年して元は三年生なんだ。それで周りから驚かれてるのかも』
「ああ、なるほど!だから、注目を浴びていたんですね」
水色の髪の子も気になっていたのか、謎が解けて嬉しそうな表情。
本当は、デッドマンズの件もあるかもしれないけれど、あえて伏せておいた方がいいかもな。解散したし……。
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どぽぽ2(プロフ) - 那生さん» ありがとうございます!!他の作品も応援して下さりありがとうございます^^*これからもよろしくお願いします!! (2020年1月6日 11時) (レス) id: 7f61df18d8 (このIDを非表示/違反報告)
那生 - 完結おめでとうございます!!!すごい面白いかったでござる!!!他の作品も頑張ってください!!応援しているでござる!!! (2020年1月6日 9時) (レス) id: 64fc749647 (このIDを非表示/違反報告)
どぽぽ2(プロフ) - 名無しさん» アリガトウゴザイマス。 (2019年9月5日 21時) (レス) id: 7f61df18d8 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - カンケツオメデトウゴザイマス。 (2019年9月5日 21時) (レス) id: 4e31eec717 (このIDを非表示/違反報告)
どぽぽ2(プロフ) - 四面楚歌さん» 面白いと言って貰える作品を作ることができて、嬉しいです!今まで読んでくださりありがとうございました!!! (2019年9月2日 16時) (レス) id: 7f61df18d8 (このIDを非表示/違反報告)
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