学校が知っている(学校調査隊)〜KZ〜

アーヤの思い ページ6

side黒木

昨日、家に投函されてた手紙

を

俺は手に持って公園に来ていた。

その手紙の送り主は

アーヤこと立花彩

大事な仲間、だ。

その仲間からの手紙

いつもなら
もう開けて読んでいるはずだが

まだこの手紙は

開けていない。
その証拠に手紙に貼ってある
シールがまだピタリと引っ付いた
まんまだ。

いい加減開けて見ないといけない。

今、開けないと後悔する。

そんな予感に囚われながらも開けれずにいる。

もう、開けよう。

開けないで後悔するより
開けて後悔しよう。

そう思い

手紙のシールを外し
綺麗に折りたたまれた
手紙を開いた


黒木貴和様

黒木君。きっと今
驚いてるよね？

わたしから手紙が来て

黒木君の事だから驚いてないかもしれないけど。

私ね。
新学年から転校するんだ。

家族は今までの家に居るんだけど。

私だけ引っ越したんだ。
理由は聞かないで。

あ、それと
黒木君の事だからすぐに私の居場所や
引っ越した理由とかコネでわかるんだろうけど。

今回は調べないで。

お願いみんなからきっと頼まれるだろうけど。

今回だけは、調べないで。

前に男子には誰しも禁域があるって
若武が言ってたんだけど。

私にとってそれなんだ。

黒木君も持ってるよね？
禁域を

なんか持ってるって言ったら変だけど
だから。調べないで。
もうしばらくみんなに会えないけど。
でもいつかは会えるから。

その時に理由は話すかもしれない。
だから。その日まで。
待って？
よろしくね。
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はい実鈴です。
ようやく書けました。
黒木がここまで長くなるとは。
やっぱり黒木はムズイ。
疲れた、、、
次は手紙編最後の忍です。
ああ、忍も時間かかりそう

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