腹黒コンビは別々だけど相も変わらず

高校選びって重要だよね ページ37

中学三年生になり、もう秋だ

｢はぁ……進路どうしよっかな……ねぇ！花宮君は前に言ってたキリザキ？ってとこに行くの？｣

花宮｢霧崎な｣

｢あっ、それそれ！｣

花宮｢まぁ。お前はどーすんだよ。｣

｢私どうしよっかなぁ……都内が良いんだよね〜!!そんでもってバスケ部もそれなりに強いとこがいい！！｣

花宮｢今吉んとこでも行けばいいんじゃねーの？｣

｢えぇ〜あそこ偏差値高いもん……バスケは最近名を上げて来てるけど……｣

花宮｢秀徳｣

｢あぁ〜強いけど、偏差値高いよね〜｣

花宮｢お前……偏差値偏差値って…今通ってる中学もそれなりに偏差値良い方だし入ろうと思えば入れるだろ｣

｢数学と英語が……選択科目で絶対選ばなきゃだもん…｣

花宮｢偏差値以前にまずはどこ行くか決めろよ。｣

｢ん〜……どうしよ……あっ！！私進路指導の先生に聞いてくる！！！｣

花宮｢あっ、おい……って話聞かずに行きやがって｣









｢失礼しまーす！！！先生!!!｣

先生｢どうしたんだ？柴田｣

｢私行きたい高校が決まらなくて相談しに来ました!!!｣

先生｢おい〜柴田しっかりしてくれよ？冬までには決めとかなきゃって言っただろ｣

｢そうなんですけど……偏差値とかの事考えると｣

先生｢ん〜なら新設校とかどうだ？｣

｢新設校？？｣









｢花宮君！！花宮君！！｣

花宮｢あぁ？うるっせぇーよ｣

｢パンフ貰ってきた！！｣

花宮｢見せてみろよ｣

｢うん！！明鳳高校と東行高校と誠凛高校だって！｣

花宮｢全部新設校じゃねーか｣

｢そうなの！！校舎も綺麗だしありかも！って｣

花宮｢ふ〜ん。｣

｢どれがいいと思う??｣

花宮｢とりあえず見学行ってみたらいいんじゃねーの｣

｢見学かぁ……そうだね！！花宮君!!!一緒に！｣

花宮｢行かねーよ。一人で行け｣

｢ちぇ……｣

せんぱぁぁぁい!!!タイミングが凄いですって→←花宮君……

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