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小動物 ページ6

銃「いい加減にしなさい」

『えっ、』

銃「確かに昨日聞いてる限りじゃ同情をする事もあり昨日は特別に泊めてあげましたが貴女にも悪い所が
あったのでは?」

『そりゃ話を聞かなかったのは悪いですけど……』

銃「貴女ならちゃんと分かってくれていると思ってましたよ」

少し微笑み私の頭を撫でる入間さんの手はとても大きいのと安心感がある

『私、小動物に見えてます?』

銃「まぁ、にしても無防備な小動物だなと」

『え?』

銃「いえ、なんでもないです。シャワー浴びて夜までゆっくりしてなさい」

『入間さんは』

銃「仕事です。6時には帰るのでそれまで"絶対"に家から出ないこと」

『うっ』

銃「お腹がすいたら…あ、お金置いておくのでデリバリーでも」

『夜まで寝てると思うので大丈夫ですよ』

銃「一応置いていきますから……まぁとりあえず何かあったら電話してくださいね」

『あの、入間さん!』

銃「どうしました?」

『何から何までありがとうございます』

銃「そう思うならこれ以上仕事を増やさないでくれよ」

そう言って入間さんは洗面所へと身支度の支度をしに行った








私は入間さんを見送ったあと風呂に入り再びベッドで眠ろうとしていた

『ベッド……いつも畳だから新鮮だな』

いつもとは違う匂い。いつもとは違う部屋。そして、広く感じる布団

『…………諦めなくちゃ。なんだよね』





起きて目を覚ますと辺りは暗くスマホの着信音だけが聞こえてくる

『んっー?』

名前を見ると入間さんと書かれている

『は…い』

銃「おや、おはようございます。仕事終えたので荷物持って降りてきてください」

『鍵は……』

銃「玄関に合鍵があるのでそれを持ってきてください」

『分かりました』

囁き→←着信



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作者名:シオン | 作成日時:2020年9月27日 5時

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