【黒バス】ドSにご招待されました【赤司征十郎】

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｢ ね、ねえ…せ、征十郎？ ｣



｢ どうしたの？ ｣



｢ な、ななななんで手繋いでるのかなぁ…って ｣






そう、もう手を繋がなくても大丈夫なのに征十郎は私の手を剥がそうとしない



てか、私から手を離そうとしても何か知らないけど離れない



え、なにこれホラーなん？





｢ そういうAもキョロキョロしてるけど… ｣



｢ え？…あぁ、多分幼馴染みを無意識に探しちゃってるのかな ｣



｢ 一緒に来てたのかい？ ｣



｢ うん。さっきなんかの拍子で離れちゃってさ… ｣






まさか本人の目の前であんたのせいではぐれた、だなんて言えないよね



でも征十郎は私の発した言葉を信じたらしく探そうか？と心優しい言葉をかけてくれた



みんな、この人王子様です少女漫画に出てくるイケメン王子です



ホントにそんな人いるんだなぁ、と思いながら涼太の特徴を伝える



黄色い髪の毛って言ったら涼太かナルシストぐらいでしょ



あっ、涼太もナルシストだった






｢ …身長はどれぐらい？ ｣



｢ えーと、私より大きくて…あの人よりも少し高いぐらいかな！ ｣



｢ そのぐらいの黄色い髪の毛の人… ｣






てゆーか、征十郎がさっきから目で追いかけてる人、恐らく女子…なんだよね



多分勘違いしてるんだろうな






｢ …涼太、どこなのマジで ｣






ぼそっと少し、呟いてみるとすぐに視線を女子から男子に変えてくれた



ふぅー、危ない危ない



勘違いされたままだったら女子を見つけてきそう



てか、黄色い髪の毛の女子いるか？







｢ もしかして、彼かな？ ｣






征十郎が指さしたその先には







｢ あーーー！！やっと見つけたA！！てか隣にいる赤いヤツ誰！？Aに彼氏いたっけ！！？ ｣






私たちの方向に直進してくる涼太の姿



___と、その他大勢の女子。




まさか金髪女子まで引き連れてくるとは思わなかった

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