誠の旗の元で。続

五拾漆 ページ8

原「酔いもまわってきたし、そろそろいくかー」




平「他にねえのかよそろそろ飽きるんだけどー」




土「龍ノ介も飲めよ今日くらいよぉ」




龍「土方さん酔ってんな！絡み酒か？！やめろよ！」




予想した通り、いつもよりも騒がしい宴会となっているわけで…




と思えば、一人隅で飲んでいた




貴「一くん？」




斉「あぁ、Aか」




その顔は少し嬉しそうにみえた




貴「嬉しい？」




斉「そうだ。百姓や町人、もともと武士だっだの、たくさんの身分が集まり、ここまで来れるとは…」




いつもよりお酒を飲むペースが早く、お喋りになるのも早かった




貴「私が来た頃は、名前もなかったものね…」




沖「人の話ばっか聞きながら酌してないで、君も飲んだら？僕が注いであげる」




貴「そうだね、こういう場では飲んだことなかったし」




一くんとたまに飲んでたくらいだ




龍「おい！お前も飲んだらダメだろ…」




貴「どうして？私は総くんより年上だよ？」




龍「はっ！？」




原「ま、驚くのも無理はねえか」




硬直している




平「確かに、ちいせぇし、幼く見えるよなー」




貴「平助に言われたくない」




平「うるせえよ！」




山「沖田くん、ちょっとお話を…」




沖「こんな時にですか？今日くらい楽しませて下さいよ」




仲が良くないのか、少し睨み合っている




山南さんが、にこりとわらい




山「説教をしようという訳では無いのです。少しお願いを…」




目だけ笑っている




まさにそんな感じだった




新「じゃ、総司の代わりに俺が…」




貴「ありがとう」




と、新八に注いでもらい




みんなと飲み明かした




今日はとても良い日になった

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