何故か世界一の名探偵に溺愛されてるんですが

後輩にメンチ切らないでくださいよ ページ14

『なんてこともあったなぁ…』

乱｢A！何考えてたの？｣

『乱歩さんからの害悪行為をどう対象しようかと…』

私は乱歩さんを見ずにそう言った

乱｢じゃあ、僕と結婚しよう！｣

『すみません、どうやら私と貴方の間で齟齬があるようですね』

乱｢うんうん可愛いよ！｣

『お願いします、話を聞いてください』

周りに助けを求めようとしたがこちらを見ないように仕事をしていた

薄情者め

コンコンと窓が叩かれる音がした

『！』

クロ！

クロは白い鳩で情報収集などを手伝ってくれる私の右腕のような存在

私は閉まってる窓を開けてクロを中に入れる

乱｢うわ、天使｣

乱歩さんが何か言ってるけど気にしない

『うん、うん、わかった。ありがとう』

『国木田さん、一昨日の事件ですが1人上がってきました。後で報告を作成しときます』

国｢あぁ、わかった。頼んだぞ｣

乱｢やぁ、Aの旦那の江戸川乱歩名探偵だ｣

『気持ち悪いですね』

乱｢え！？｣

私の隣に来てデレデレとする乱歩さんに一言言う

『クロの言葉を代弁しただけです』

乱｢絶対違うよね？｣

『流石名探偵ですね』

乱｢うっ…貶されてるのに褒められてるっ…好きだよ！｣

隣で騒ぐ乱歩さん…騒がしい

乱｢A僕と結婚しよう！｣

『ごめんなさい』

乱｢そうだね、まずはお付き合いからだよね！？結婚前提に僕と付き合おう！｣

『ごめんなさい』

乱｢僕はAが好きなんだ！｣

『ごめんなさい』

乱｢…昨日何食べたの？｣

『ごめんなさい』

私の言葉に乱歩さんは少し黙り込んだ後…スっと息を吸った

あ、これ絶対うるさいやつだ

乱｢お前ほんとに可愛い！なんなの？！謝る姿が可愛いって気づいてない？！ほんとに！ごめんなさいの破壊力知らない？！それほかの男の前で言うなよ！？絶対！あーもう！なんだその顔！可愛い！！好き！｣

『うるさいですね』

乱｢それが僕なんだよ！｣

敦｢あ、あのぉ…Aさん…｣

乱｢なに！？今Aは僕と話してるんだけど！｣

敦｢ひっ…いやぁ…あのぉ…｣

『乱歩さんが一方的に話してるだけです』

『ごめんね、敦くん、どうしたの？』

乱歩さんを適当に足らい敦くんと話す

後輩になんて言う圧をかけてるんだほんとに

敦｢あの…この資料に判子が欲しくて｣

『今、押すね』

乱｢判子なら僕のを使うといい！いつか江戸川になるんだから！｣

『これでいいかな？』

敦｢は、はい、ありがとうございます｣

乱｢ツンデレめ可愛い！｣

ポジティブで羨ましいですね

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