私いらないと思うのだけど ページ4
太「……」
中「おいおい…これって…」
紅「わっちのAになんてことをするのじゃ」
Aちゃんの事務室…そこの机に花の入ったひとつの花瓶が置かれている
隣の犬に呼び出されて来てみたけどなるほど…
『あ!太宰さんと中也さん!』
『何か用事ですか?』
張本人が部屋に戻ってくる
中「あ、おう…いや、ちょっとな…」
何をそんなに慌てて隠す必要があるのか
太「一応聞くけどこれを飾ったのは君自身?」
中「おい!」
いずれバレるのだからそれが早まったか遅くなるかの違いだろう。結局バレるのなら早い方がいい
『どれですか?』
ひょこっと効果音がつきそうな感じで自身の机を覗く
『……』
花瓶を見て無言になるAちゃん…まぁ、無理もないか、この子無駄に元気で人当たりは良いし、みんなに愛想振りまいてるからこんなことになるなんて思わないんだろう
むしろそれが反感を買ってるって気づかない
にしても机に花瓶なんて小学生がする嫌がらせだ
紅「A…わっちがすぐに犯人を…」
『かっ…可愛い!え!誰ですか!私の机にお花を飾ってくれたの!すごい!私の机一気に明るくなりましたね!』
そうだ…Aちゃんはこういう子だった
紅「愛い!愛いのぉ…」
中「真っ直ぐだなぁ」
『わっ…わ…どうしたんですか?』
Aを撫でくりまわす二人…過保護だ
太「で?どうするの?根本的なところ解決してないじゃないか」
『ですよね!ちゃんとお礼しなきゃいけないですもんね!』
『人は何かをプレゼントする時自分が欲しいものをプレゼントするらしいので同じくお花を飾っればいいんでしょうか?』
太「はぁ…」
中「それはやめとこうぜ…多分色々問題になる」
紅「愛いのぉ…発想が愛い!流石わっちのAじゃ」
はぁ…
私がここにいる必要なくない?
『は、花束とかでもいいんでしょうか!?』
紅「ちょうど首領殿から連絡じゃ、わっちが連絡しといたかいがあったものじゃ」
太「それ、私も行かなきゃだめ?」
中「あったりめぇだ!クソ幹部!だいたい自分の部下がこうなってんのにほっとく上司がいるか!」
太「本人に自覚がないんだから無駄だよ」
紅「ほれ、喧嘩するでない、Aが真似したらどうするんじゃ、A行くぞよ…」
『え?私もお邪魔していいんですか?』
寧ろ姐さんは君のことを報告したのだから君が居なきゃ始まらないだろうに
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らい(プロフ) - 織田作と夢主の会話が面白かったし話の内容もめっちゃ好きです!!更新頑張ってください!!! (2022年12月16日 0時) (レス) @page30 id: 98c78372b7 (このIDを非表示/違反報告)
七巳流 - 太宰さんは腐った根性してないけど頑張る系夢主か〜。うーん好きかな (2022年9月14日 17時) (レス) @page2 id: 3df5dd07dc (このIDを非表示/違反報告)
フレタスートめんどくさい - この作品すごい好きです!!毎日更新を楽しみにしてます!!応援しています!! (2022年8月10日 22時) (レス) id: 5a52c0f3ec (このIDを非表示/違反報告)
フレタスートめんどくさい - 面白かったです!!!! (2022年8月10日 22時) (レス) id: 5a52c0f3ec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:こみゅな | 作成日時:2022年5月5日 11時