貴方が優しい人だから ページ13
Aside
芥｢っ…ヤツガレはまだ…｣
芥川くんと太宰さんの教育を受けていた
太｢異能力発動が遅い｣
『芥川くん！っ…異能力、薄墨の桜…りんご！』
私はりんごを持って太宰さんに投げつけた
とは言っても…太宰さんには異能力が効かないから意味ないんだけど…
太｢へぇ…君もやるようになったじゃないか｣
太｢どうしてそんな動きしか出来ないんだろうね、もっと合理的に動き給え｣
『っ…わっ…』
太宰さんの死角に入った芥川くんを見る
芥｢っ…！｣
そして後ろからいこうと芥川くん
太｢！！｣
芥｢くっ…！｣
『芥川くん！っ…うえっ…』
途中で太宰さんが気づき諸共殴られる
太｢まぁ、及第点かな、今日は終わりね、私も暇じゃないの｣
『……はっ…ううっ！む、か、つ、くー！絶対いつかぶん殴ってやるんだから！』
訓練中の太宰さんはあんまり好きじゃない
太宰さんは私達のことを思ってやってくれてるのはわかってる
『芥川くん大丈夫ですか？』
私は芥川くんに手を差し出す…でも、その手は取らず私を見つめた
芥｢っ……なぜ…なぜそんなにも…笑顔なのだ｣
芥｢何故貴様はそんなにも笑える。何故めげない｣
芥｢何故凹まないのだ、あそこまでの言われようで…何が貴様をそこまで頑張らせるのだ｣
芥｢何故…何故なのだ｣
芥川くんはじっと私の目をそらさずに見つめてきた
『みんながいるからですよ、私が頑張れるのはみんながいるからです』
『姐さんも中也さんも…首領も太宰さんも…みんなが私を見捨てずに指導してくれるからです！』
『私…みんなといる時間が大好きなんです。ポートマフィアにいる人達はみんな優しい人で…それでも私はいつも失敗ばかりで…みんなに助けられて守られてばっかりで…』
優しく笑ってくれる姿も呆れながらも見捨てず手引きしてくれるのも…私の練習に真剣に指導してくれるのも…全部楽しい時間
『だから私もいつか皆んなみたいに強くなりたいんです』
『いつか恩返し出来るように…私がみんなを守れる立場になりたいんです』
私がそう言うと芥川くんは静かに笑い私の差し出している手を握って立ち上がった
芥｢差はそれか…｣
『差？』
芥｢いや、こちらの話だ。Aさんと言ったか｣
『え、さんなんていいですよ！』
芥｢だが、太宰さんと同じ年齢…僕より年上当然のことだ｣
『うーん…そっか！』
芥｢今度、僕にAさんの話を聞かせてくれ｣
芥川くんはそう言って部屋を出ていった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 303人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
らい(プロフ) - 織田作と夢主の会話が面白かったし話の内容もめっちゃ好きです！！更新頑張ってください！！！ (2022年12月16日 0時) (
レス) @page30 id: 98c78372b7 (このIDを非表示/違反報告)
七巳流 - 太宰さんは腐った根性してないけど頑張る系夢主か〜。うーん好きかな (2022年9月14日 17時) (レス) @page2 id: 3df5dd07dc (このIDを非表示/違反報告)
フレタスートめんどくさい - この作品すごい好きです!!毎日更新を楽しみにしてます!!応援しています!! (2022年8月10日 22時) (レス) id: 5a52c0f3ec (このIDを非表示/違反報告)
フレタスートめんどくさい - 面白かったです!!!! (2022年8月10日 22時) (レス) id: 5a52c0f3ec (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：こみゅな | 作成日時：2022年5月5日 11時
