【続編】幼なじみに失恋しました【神威】

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【A】




学園祭が終わり、銀魂高は再来週に定期テストを控えていた。


誰だよテストの日程組んだバカは。
学園祭の後にテストって現実戻しすぎだろ。
絶対学生時代学園祭楽しめなかった陰キャ教師だろ。


────────と、私は職員室にて叔父さんに愚痴っていた。




銀八「うるっせーな、お前は。つかなんでここにいんだよ。早く帰れ」




A「やだね。今朝お母さんと喧嘩したんだもん」




まあ喧嘩の理由は大したことない。
朝ごはんにロコモコ出されて文句言ったところから喧嘩が始まった。


作ってくれたものにいちゃもんつける私がいけないのは分かってるけど朝からロコモコはねぇよな。




銀八「んじゃほら」




叔父さんは私に鍵を渡した。
あれ、これ叔父さんの家の鍵…




A「え、居座っていいの？」




銀八「洗濯取り込んどいて。あと夕飯もよろしくな」




A「おい」




生徒に自分家の雑用させるってどんな教師だ。
でも家に帰りたくない精神の方が勝って叔父さんから鍵を受け取る。




A「夕飯何作ればいいの」




銀八「冷蔵庫になんかあるから適当に作っとけ」




A「アバウト過ぎる」




叔父さんはさっきから小テストの答案を採点していた。
ちなみにさっちゃんの答案用紙にはびっちりと叔父さんへのラブメッセージが書かれていた。


この人普通に無視してたけどね。
てゆーかチョコ食べこぼして汚してたけどね。
まあさっちゃんは喜ぶだろう。




A「叔父さん。私ね、好きな人が出来たの」




銀八「お前の大好きな総ちゃんはどうしたよ」




A「ありゃもう終わった恋だ」




それに、総ちゃんに恋してたときよりも楽しいと感じる。
ありのままの自分をさらけ出せれるから変な苦労もいらないし。




A「幼なじみの総ちゃんからは、もう卒業したよ」




あんな修羅場を迎えたいまでも総ちゃんのことは嫌いにはなれない。
総ちゃんのことは"幼なじみ"として普通に好きだ。
でも、恋愛としては別。




A「私、成長したでしょ」




叔父さんは小さく笑った。
そして小さく呟いた。




銀八「胸以外はな」




A「はっ倒すぞ」





これはもうセクハラで訴えよう。

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