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そうして私は準備を整え、翌日にアメリカへ飛び立った

それから修造がいるという家に到着した


貴「修造」

虹「おう、久しぶりだな」

貴「ええ、本当に久しぶり」

「それではお嬢様、私は日本へ戻ります」

貴「ここまで連れてきてくれてありがとう。お父様によろしくね」

「はい。それでは」


そう言って従者は空港へ向かった

修造と2人きりになり、私は我慢しきれずに抱きつく


虹「う、おっ」

貴「私、ずっと貴方に会いたかったのよ?寂しかったわ」

虹「落ち着けって、危ねぇな」

貴「…貴方は寂しくなかった?」

虹「………寂しいっつーより心配だった」

貴「あら、そう?でも私、大丈夫だったわよ」

虹「入院したくせに」

貴「…それは別よ」

虹「そうか?つーかお前、洛山に入ったってな」

貴「ええ…祥吾について行こうと思ったらお父様に分かりやすく反対されてしまって…」

虹「あー、だろうな。で?赤司もいるから洛山にしろって?」

貴「征十郎の事は入学してから知ったけれど、お父様は前から知ってたんだと思うわ」

虹「ふうん?」

「おい、シュウ。いつまで外にいるんだ」

虹「ああ、悪い。今中に入る」

貴「お客様?」

虹「ああ、ストバスやってる時に知り合ったんだ。口と性格は悪いけど、まあ良い奴だから」

貴「……貴方の言う『良い奴』の基準がよく分からないわ」

虹「その内分かるって」


私は修造に案内されて、家の中に入る

リビングにはソファに腰掛けている金髪碧眼の、綺麗な男性がいた

…この方が修造の知り合い………


「随分遅いな」

虹「久しぶりの再会なんだから良いだろ。そもそも今日はコイツが来るからダメだって言っておいただろうが」

「仕方ないだろう、急に雨が降ってきたんだから」

虹「まったく…」

「…で、そっちは?お前のガールフレンドか?」

虹「違ぇよ。俺の主人」

「日本で執事をやっていたんだったか」

虹「そう。で、その主人が留学でこっち来たから面倒見る事になったんだよ」

貴「あの…初めまして。冷泉Aと申します」

ナ「…初めまして、ナッシュ・ゴールド・Jr.です。シュウにはすごくお世話になっていて…」

虹「おい、ソイツにお前の顔は通じねぇから無駄だぞ」

ナ「ア?」

貴「よろしくお願い致します、Mr.ゴールド」

虹「…ほらな」

ナ「んだよ、つまんねーな」

貴「あら、猫被りが得意でいらっしゃるのね」

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碧夜叉 - 灰羽さん» ありがとうございます!そう言って頂けると励みになります…!お気遣いまでありがとうございます!頑張ります! (2018年7月31日 9時) (レス) id: fa67c2696c (このIDを非表示/違反報告)
灰羽 - 続編おめでとうございます!一話一話の展開が楽しみです。お身体に気を付けて、更新頑張って下さい。 (2018年7月31日 7時) (レス) id: d302357e2b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:碧夜叉 | 作成日時:2018年7月30日 23時

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