声が出ない君へ −佐野玲於−

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律「プレゼントねぇ。よし！俺に任せて」



玲於「おう」



律と2人で買い物にやって来た



律「女の子が欲しがるものでしょ〜、服はセンスが問われる！」



玲於「俺にセンスはない」



律「香水とかは匂いの好き嫌いがあるし」



玲於「そんな賭けみたいなことしたくない」



律「無難にアクセサリーかな？」



玲於「俺にセンスはない」



律「全部俺の持論だけど！」



玲於「無理、分かんねぇ」



律「少しは自分で考えろ！」



玲於「分かんねぇもん」



律「こういうのは気持ちが大事！ビビっときたやつを買えばいい！」



玲於「ビビっときたやつねー、んー」



律「Aちゃんのイメージは？」



玲於「可愛い」



律「たしかに。ピアス開けてるっけ？」



玲於「開いてる」



律「このピアスは？ちっちゃい花がついてる」



玲於「んー、あ。これの方がいいかも」



律「ちょっとピンクっぽいね！いいかも！」



玲於「このネックレスとデザインが同じなんだって」



律「いいじゃん！どっちも買えば！」



玲於「うん、そうする」



これ、絶対似合うじゃん



律「玲於、にやけてるよ」



玲於「にやけてねーよ」



律「嬉しそうだね」



玲於「まあね」



律「あ、Aちゃんだ」



玲於「ほんとだ」



律「永久さんも一緒だね」



玲於「うん」



律「行ってみよ！」



玲於「え、おい」



Aたちに少し近づくと、会話が聞こえてきた



貴女「玲於くん何でも似合いそうだからなー」



永久「えー、それじゃあ何もわかんないよ」



貴女「かっこいいんだもん！」



永久「惚気？」



めちゃくちゃ恥ずかしいんだけど



玲於「おい、律。帰ろ」



律「2人とも愛し合ってるね！」



玲於「…うるさい」

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