声が出ない君へ −佐野玲於−

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貴女「寒かったぁ」



玲於「鼻赤くなってる」



イルミネーションを見たあと、俺の家に来た



貴女「ケーキ！ケーキ！」



玲於「楽しそう」



貴女「何買ったんだっけ？」



玲於「チョコとチーズとショートケーキとフルーツがいっぱい乗ってるやつ。あと、シュークリームだね」



貴女「全部食べたい」



玲於「欲張り。太るよ」



貴女「いいもん、年末年始は太る時期だから」



玲於「ケーキの前に」



忘れる前にプレゼント渡さないと



玲於「はい、クリスマスプレゼント」



貴女「開けてもいい？」



玲於「どうぞ」



貴女「可愛い！新しいピアス欲しかったの！ネックレスとおそろいなんだ」



玲於「Aに似合うと思った」



貴女「ありがとう！私からも、玲於くんにプレゼントです」



玲於「ありがとう」



貴女「何買うかすごく悩んだ」



玲於「指輪とピアスだ」



貴女「ちょっと被ったけど、玲於くんアクセサリー好きなイメージあるから！」



玲於「俺、何でも似合いそうなんでしょ？かっこいいんでしょ？」



貴女「え、それって永久くんとした会話。なんで知ってるの？！」



玲於「へへっ、秘密」



貴女「それ、絶対似合うから。永久くんも言ってた」



玲於「うん、ありがとう」



貴女「ケーキ食べよ！」



可愛いな



玲於「A」



貴女「なに…んっ」



玲於「ケーキもうちょい後にしない？」



ちゅっ



貴女「…もうちょい、だよ？」



玲於「うん」



貴女「んっ…ぅ」



玲於「…」



貴女「あ、あのね、玲於くん」



玲於「ん？」



貴女「今日、お泊まりの準備してきてる、から」



玲於「まじ？」



貴女「…うん。永久くんにもちゃんと言ってる」



玲於「分かった。じゃあ、先にケーキ食べよ」



貴女「うん」



ちょっと顔赤くなってる

あー、ほんとにもう


なんで俺の彼女あんなに可愛いの？

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