【マギ】少女は愛されたい

八夜 ページ9

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来た暗殺者は5人。

アリスの民は皆本当はいい人ですから、ちゃんと話してくれます。



シン「この子達がか？」


『はい、シンドバット王様。右からマヤ、ショウト、ヒリカ、ユウ、タイトです』



先程、全員教えてくれました。

女の子が２人と男の子が３人で、全員１３歳です。



マヤ「АβαγЗθбΠφЮ(A様、この方は何方ですか？)」


『юАβθЗЮбΠα(この国の王です)』


シン「えっと……？」


『隠していて申し訳ございません。私、アリス民族の者でございます』



お詫びをして、膝まずく。

そして、この子達もアリスの民だというと我が王は驚いた。



シン「君はアリス民族だったのか。もしそうなら少し頼まれてくれないか？」


『…？はい』


シン「実はな、アリス民族と貿易がしたいんだ」



僅かに眉を潜める。
少し警戒してしまったのだ。

何を企んでいる？
でも、シンドバット王がそんなことをするとは思えない……



ジャ「シン……！今貿易は赤字傾向で……」


ナナミ「そこは私がなんとかします。少し値段を下げてくれないか交渉致します」


ナナミ様、それは少しばかり無理をすることになります。

周りからの少しばかり刺さるような視線。

……負けました。



シン「……どうだ？」


『……この子達の命を助けてくれるならばチェシャ様と掛け合いましょう』



族長の娘で、我等アリスの民の神のような存在であるチェシャ様。

人肌脱ぎましょうか。

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