ただ、愛してる。君を。【鬼灯の冷徹】

王様の命令 ページ24

フウガside

4人「「「「王様だーれだ！」」」」

びゅっ

同時にくじを引く。

烏頭「よっしゃあ！俺だ！」

今日は烏頭くんの家で4人でお泊まり会。

蓬「く、くそー！」

フウガ「王様王様！命令は？」

烏頭くんの事だから、なんか馬鹿げたような命令かな…あはは

あ、ちなみに僕の番号は1番ね！

鬼灯「楽なのにして下さいよ、めんど臭いので。ていうか早く寝たいです。」

そう言いながら大きなあくびをする鬼灯くん。
あ、礼儀正しく手で口を隠してるよ！

烏頭「うーん、そうだな。じゃ、1番が俺の宿題をやる！」

あ、僕だ。

烏頭「おーい、1番誰だよー」

うわあ、やりたくないやりたくないやりたくないやりたくないやりたくないやりたくないやりたくないやりたくない

蓬「お？フウガの顔が引きつってるぞ」

フウガ「な、なんのことかなーうんーあははー」

鬼灯「あ、フウガさん1番ですね。宿題頑張ってください。」

フウガ「…笑」

烏頭「さ！次だ次！王様だーれだ！」

すぐ自分の番号を確認する。

あ、やった！僕、王様だ！

フウガ「僕、王様ー！どや！」

蓬「どやってわざわざ言わなくていいよー。命令は？」

フウガ「うーん、じゃあ2番が僕の代わりに烏頭くんの宿題をする！」

烏頭「…俺かよ！2番」

鬼灯「馬鹿だ」

蓬「宿題くらい自分でやれってことだよー烏頭」

フウガ「まあ宿題くらいすぐ出来るって！さ、次！王様だーれだ！」

くじを引いてすぐ番号を確認。

僕は3番！

鬼灯「あ、王様私です」

うわお。←

烏頭「え、鬼灯かよ。なんか怖いな」

鬼灯くんは腕を組み、命令を考えている。
なになに、何を考えてるの？？？

ちょっと怖いな…あはは

フウガ「そ、そろそろさ！王様ゲームらしい面白いのにしようよー！」

蓬「え、やだよー」

鬼灯「あー…じゃあ3番が女装してそこらを散歩してくる、とかどうです？」←

一瞬4人の間に沈黙が流れる。

鬼灯「謎の沈黙ターイム(バリトン)」←






数・分・後・☆

夜の市場の人混みの中、2人の男の鬼が歩いていた。

1人は額に一本の角を持った背の高い鬼。

1人は三本角を持ち髪の毛を編み込んだ鬼。

後者は女装をさせられているらしい。




フウガ「いい加減恥ずかしいこれ」

鬼灯「王様の命令です」

あ、因みに烏頭くんは家で宿題していて蓬くんがそれを見てあげているんだ！

ていうか夜だしもう眠いな…

恥ずかしさを紛らわすためにそんな事を考えていた時だった。




「ええ！？フラれたの！？」

私はいいけど→←乙女心は難しい

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