検索窓
今日:2 hit、昨日:18 hit、合計:54,979 hit

第96話:アスモデウス家の嫡男は ページ16

ジャズ「やっぱ当たらんなぁ入間くんは」


クララ「頑張れ入間ちー!」


リード「やっちゃえやっちゃえー」


アロケル「勝てば官軍、負ければ賊軍!」








ワイワイガヤガヤと騒ぐ生徒たち。



彼らは何処か他人事で、そしてどこか楽しそうにしていた





.





.





当の二人を除いては









「………」








当の二人のうちの一人。入間の表情は全く変わらないまま。集中するための息遣いだけが彼の元から聞こえている


一方もう1人のアリスはというと、嬉しそうな顔をしたり驚いた顔をしたり、真面目な顔をしたり……………最終的に百面相をしたあとにキラキラした目で入間の方を見つめた



あれは、やはりそういうことを(入間を手助けしようと)考えている顔だ。











アズ「いるっ……………!!!」









アリスがきらめかせた表情で入間を見た途端、彼が纏っていた空気がぐわっ、と一変した。










「…おお」


カルエゴ「…」







呆然と、はたまた苦虫を噛み潰したような表情を浮かべて彼は悔しそうに俯く

その瞬間、辺り一面に轟音と共に熱風と、そしてあまりに強い豪炎が吹き荒れた









カルエゴ「…!」



「うわっ…つよ……」



イルマ「…っ」




アリス「……全力には全力で。私は礼節を重んじる悪魔、アスモデウス・アリス…!本気で行かせていただきます!」










赤く煌々とした炎に包まれながらいつも身につけていたコートを脱ぎ捨てるアリスは、まるで決死の覚悟とも取れるような表情を浮かべている






………いや、あれはもはや











「殺意…か」











礼節を重んじる家系、アスモデウスの嫡男。アスモデウス・アリス


彼はなかなかに面白い男だな。……クレイジーとも言えるか










「(……まあ)」











そんな彼を見て顔を青くするどころか、笑みを浮かべる入間も入間なのだが

第97話:勝利の音色→←第95話:不安の種



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (113 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
270人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

あると。 - 更新頑張ってください〜! (2022年10月31日 20時) (レス) @page24 id: 13f95ce4a6 (このIDを非表示/違反報告)
kokomii2004(プロフ) - すごく良かったです 更新楽しみに待ってます (2022年9月6日 21時) (レス) id: e00301f65a (このIDを非表示/違反報告)
えんさん(プロフ) - ねこねこねこさん» 外したつもりが押せてなかったみたいです!ありがとうございます! (2022年8月2日 19時) (レス) id: cfaad42937 (このIDを非表示/違反報告)
ねこねこねこ - オリフラ付いちゃってまっせ!お気をつけて (2022年8月2日 19時) (レス) id: f692ce80b7 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:えんさん | 作成日時:2022年8月2日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。