日常 35 ページ9
ガ「残りは…お前だけだな」
貴「!」
逃げなきゃ…私の全身神経がそう叫んでいる。
私はガロウと名乗る人から全力で走って逃げた
貴「ハァ、ハァ!」
ガ「捕まえた」ガシッ
手を捕まれそのまま公園の芝生に投げられてしまった。
貴「いっ!」
ガ「そんな怯えた顔すんなよ」
ジリジリと距離を近づけるガロウ…こ、怖いよ。アトミックさん…
貴「ヒック、ヒック」
気づいたら私は嗚咽をはきながら大粒の涙を流しながら泣いていた
ガ「…チッ」
ガロウは面倒くさそうに私を見て頭をボリボリかいている
ガ「泣くな」
貴「ヒック、イヤァ…」
座って泣いている私の背丈まで合わせてしゃがむガロウ。今から何されるの…私
ガ「泣くなって」
貴「?!」ヒック
顔を両手で上げられ無理やり顔を上に上げられた。返り血なのか自分の血が分からないが顔にはべっとりと血がついている
ガ「俺の前で泣かれると俺が泣かしてるみてぇだろ」
貴「だってそうです」ヒック
顔を上げされたままの体制で泣く私…こんな格好で泣いたこと無いよ
ガ「お前…名前何だ」
怪人の人に名前を聞かれるなんて思ってもなかった
貴「神代Aです」
ガ「Aか、俺の名はガロウ!怪人だ」
…でしょうね←
あれだけヒーローをコテンパンに殴ったですから普通に"ヒーローです"とか言われたらどうしようかと思いましたよ
貴「ガロウさんですか」
ガ「"さん"なんて止めろ」
え…私さん付け無しで呼ぶのジェノスくん以外居ないんですけど…いいかな?別に
貴「じゃ、じゃあ…ガロウくんで」
ガ「なんでもいい」
なんでも良いなら"さん"付けよくないですか?
ガ「俺は帰る、お前も帰れよ…じゃあなA」
そう私に告げるとガロウくんは一瞬でどこかに行ってしまった。
貴「…」バタッ
その場に私は倒れ込んでしまった…意識が朦朧として行くのが分かる…アトミックさんに何かあったら言う約束…破っちゃった
90人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
唐墨(プロフ) - ゆーきさん» コメントありがとうございます!更新遅くてごめんなさい!頑張って書いていきます! (2019年8月8日 12時) (レス) id: 34811314ee (このIDを非表示/違反報告)
ゆーき(プロフ) - 待ってました!wすごく面白いです (2019年8月8日 1時) (レス) id: aeaee94c14 (このIDを非表示/違反報告)
唐墨(プロフ) - ゴリラみたいなカラスさん» コメントありがとうございます!ご希望に答えられるよう頑張ります!! (2019年7月7日 0時) (レス) id: 34811314ee (このIDを非表示/違反報告)
ゴリラみたいなカラス(プロフ) - 今回も楽しみにしてます! (2019年7月6日 23時) (レス) id: 5ec043caeb (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:唐墨 | 作成日時:2019年7月6日 22時