はなまるなんて要りません。【おそ松さん・男主】

30，その後 ページ33

〜夢主 side〜


翌週。

僕は引越し、転校もした。

転校するって言ったら女子に「行かないで！」と止められたけど、正直腹が立って仕方ないのを耐えつつ躱した。


教師「今日は転校生がきている。入れ」

『はい』

前に立ち、黒板に名前を書く。

『はじめまして。松瀬 Aと申します。よろしくお願いします』

僕の新しい苗字は、【松瀬】。

僕を変えてくれた松野の【松】と一ノ瀬の【瀬】。

安直かもしれないけど、僕はとても気に入っている。

喧嘩はやめた。

今はアパートで一人暮らしを満喫している。

・・・・・・・

おそ「A！」

『わっ！』

カラ「新しい学校はどうだ？」

『ん。順調そうかな』

チョロ「友達できた？」

『気が合いそうな子は見つけたよ』

一「俺達より仲良くなれそう？」

『まさか！松野達が1番に決まってる！』

十四「やきうする!?」

『うーん…また帰宅部かな…』

トド「可愛い子いた？」

『いやぁ…それは見てないや』

おそ松達は今もすごく仲良くしてもらってる。

ここには自由があるんだ。

思わず口元が緩む。

おそ「どうした？A」

『ん？いや、なんでもない。ただ…』


ああ、僕は

『今、すっごく幸せなんだ！』

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