114話〜アカネリゾート〜 ページ18
レ「あっ、皆さん見えてきましたよ!」
フ「おーきいー!」
ユ「とても楽しみですね!」
わぁ〜!とキラキラした目で3人が
列車の窓から外を見ている光景を
わたし達滅竜魔導士は半分死にながら横目に見る
3人(1人2匹)越しに少し見える海は確かにすごく綺麗だとは思う
でもわたし達はそれを見てはしゃげる状況ではなかった
ス「や………と…っ…も少した……ップ…俺………耐え……耐えろォェッッ……」
ロ「………っ………吐くな…吐くなよ…?
俺たち…までもらいッグッ……そうになる…っ」
列車でセロペギアからハルジオンへ
さらにハルジオンからアカネリゾート行きの列車に乗り換え
かれこれ数時間列車に揺れられ続けている
これから楽しみが沢山あるんだ
フロッシュやローグ達と遊べるんだ
そう自分を励まし続けているが
そろそろ限界を感じ始めている
何故わたし達滅竜魔導士はここまで乗り物に弱いのか
スティングやローグ、わたしが
たまたま乗り物に弱いものだと今まで
思っていたけど
乗り物酔いは滅竜魔導士全員に共通することらしい
そして滅竜魔法を使うようになってから持ち続けてきたこの疑問は
大魔闘演武後にルーファスが言っていた推測で
かなり納得がいった
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作者名:影星 | 作成日時:2021年5月1日 1時