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人の温もり ページ10

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その後ロシア語で自己紹介をしたりした。

灰原くんが終始目をキラキラさせていたのが印象的で…
家入さんが一言、私の事を '' ハイスペック ''と言った。


たこ焼きも食べて、たわいもない話をして…片付けをして、解散

となるはずが報告書を出し忘れていたのに気づき
灰原くん達に片付けを任せて寮から高専に行くことになった



夏油さんが…「出しに行ってこようか?」と気を使ってくれたが
元は私に任された任務だったから丁寧にお断りした。




……しかし








『…』

「…」




【なら悟を連れてきなよ。
どうせここに居ても片付けしないから】



夏油さん…なぜ、よりによって…






「ったく…すぐに出しとけよなぁ、お前。」


『面倒臭いのならついてこなくていいですよ』


夜の高専をひたすら歩く

そんなにグチグチ言うのなら来なければよかったのに…

なんて思いながらも、
まだ高専に残っていた夜蛾先生に報告書を出し来た道を戻る





『…』


無言の中、先に口を開いたのは五条悟だった。



「……お前、ほんとに人形みてぇだな」


『褒め言葉…ではなさそうですね』

お構いナシに歩き続ける。


「今日とか…
普通アレを一人で相手してんだから、女なら怯むだろ」


『全く怖くないです』


呪霊より生きてる人間の方が残酷だと私は知っている



「1人も助けられなかったんだから、悔やんだりするだろ」


『救える命には限りがあります』


「キスしても顔色一つ変えねぇし」


『それは知りません』


「俺と傑に手、繋がれた時は何も思わなかったの?」



『…』




「今日、皆でたこ焼き食べてて楽しいとか思わなかったの?」



足が、止まった。


『…』



…不思議、否定するような言葉が出てこないわ

何故?



『…』




もしかして、私…




察したのか、五条悟は______








「100パー人形…って訳でも無さそうだな」

満足気な声が、後ろから聞こえた。


頭で整理が付かず足が前に進まない。


……私、楽しいと思ったの?皆と一緒にいて…
楽しい、心地が良いって…


手を繋がれた時も嫌じゃなかった
むしろ心が…





そんな時




「ほら、来いよ」



『…』


振り向けば、両手を軽く広げる彼にはてなマークを浮べる。


…なにを…体術?体術がしたいのでしょうか、

珍しい構えですね。初めて見ました。


体術と分かり私も軽く構えたが




「違ぇよバーカ」


『え?』


呆れた声が耳に響いた

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ゆい(プロフ) - 出来れば呪術廻戦0を期待します (2023年1月2日 19時) (レス) id: da308acd1e (このIDを非表示/違反報告)
Mami(プロフ) - 凄く話が良いです! (2022年12月20日 0時) (レス) @page42 id: a64b7436ba (このIDを非表示/違反報告)
瑠歌 - 初コメ失礼します!ずっと言いたかったんですけど、お話すごい面白いです!更新がんばってください! (2022年12月15日 7時) (レス) @page22 id: 4793296ced (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:黒姫ユキナ | 作成日時:2022年12月7日 16時

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