【呪術廻戦】。悟くんと傑くんの本気。 (ページ46)

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見直して45日目ページ46

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…さよなら、五条先輩、夏油先輩…。

男の子笑い声が耳に残った。

その瞬間

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「A！！！！！！」

「…」

宙に浮く感覚が消え、
誰かに抱き締められてるような感覚になった。

…誰だろう…

「悟！！！！殺すなよ！！！！！！！」

男の子の笑い声が消え、代わりに聞こえたのは衝撃音だった。

…悟…五条先輩…？

「A、大丈夫だからね、すぐに硝子の所に行くから…！」

腹部を押えられ、そう言われた。
上着をかけられたのか、匂いと声で分かった。

…夏油先輩だ…

「っ、…すまない、こんな事になるなんて…」

苦しそうな、今にでも壊れてしまいそうな
弱々しい声…

…助けに来てくれたのかな、

それとも…もう死んでたりして…私の幻想だったりする？

「……」

とうとう私は意識を失った。

「傑、Aは…っ｣

｢失血が酷い、早く硝子の所に行かないと…！｣

｢死ぬなよ、A…！！！
まだ、まだ話さなきゃいけない事があるんだよ、ッ」

＿＿＿＿＿＿＿

＿＿＿

ゆっくり、目を開ければ天井が視界に入った。

「……」

「…あ、起きた？」

そう言い隣のベッドで足を組み座っている硝子先輩。

「……生きてる…」

「そりゃぁ、私が治したんだもん。当たり前だよ」

「…」

「ちなみに、Aが刺されてから2日経った。
ほぼ瀕死の状態だったからね…いくら私が頑張っても
即回復にはならなかったや」

と、硝子先輩に頬を触られた。

「…よかったよ、ほんと…」

優しく微笑む姿になんだか安心する。

…薄らと、意識を失う前の記憶を辿った。

「あの…男の…子は…」

声がまだ上手く出せれないのか、途切れ途切れで聞いた。

「あぁ、あのゴミ？五条が殺そうとしてAと同じで
瀕死状態。夏油が止めてくれたからよかったけど…

私がいなかったら死んでたよ。あの餓鬼。」

「そう…ですか…」

あの意識を失う前に聞いた衝撃音は五条先輩によるものだったんだ。

「…五条と夏油が目星付けてたみたい。
たまたま任務帰りにビルから落ちるAを見たんだとさ」

「……」

「…Aを運んできた時…アイツらのあんな顔…初めて見た。
この2日間ろくに寝てもないよ

ほら、横。」

硝子先輩にそう言われ首を反対方向に向ければ、
椅子に座ったまま寝てる夏油先輩と、ベッドに座ったまま寝てる五条先輩がいた。