【呪術廻戦】。悟くんと傑くんの本気。 (ページ38)

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見直して37日目ページ38

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「私みたいな子供とは違って
元セフレさんすっごい綺麗で、可愛くて、っ」

また泣き始めたのだろう、マフラーに顔を埋める女から
嗚咽まじりの声が聞こえた。

「五条先輩なんて、都道府県に1人ずつセフレ作ろうとしてたなんて…っ」

「…」

「夏油先輩も、元セフレさんに五条先輩とは違ってキツいことも言わないし…っ、誰にでも優しいんだ…っ！」

「…」

アカン、話聞いてる限りあの二人救いようがあれへん

「自分が愛されてるのも分かってるんです…
不安になる要素なんてないって…

でも……」

「…なんや？」

「怖くなっちゃったんです、ッ
この先も似たような事があったら…
私はまた泣いちゃうのかなって…っ」

「…」

「こんな少しのことで不安になって…っ｣

マフラーに埋めてた顔を上げた女の目には再び涙が溜まっていて
うるうるとさせている。

だんだん困り眉にもなってって…

｢…2人に嫌われたら怖いよぉ…ッ」

俺を見てそう言い、
嗚咽では抑えれなくなったのか子供のようにわんわん泣く女

「っ〜〜〜〜」

あ〜〜〜あの化け物2人が沼る理由もよぉ分かったわ

ギャップが凄いわ。

あんなツンツンして冷たかった野良猫女がこない可愛く見える

「そんな泣いたら目が腫れてまう」

「っ、だって止まんなっい、」

一生懸命涙を拭う姿にまた胸がきゅっ、と音を立てた

「強く擦ったら余計に腫れる……」

女の手を掴み親指の腹で涙を拭ってやれば

「……直哉さんって、思ったより良い人なんですね」

と、頬も赤く目をうるうるさせて微笑みながら言った

……可愛いな。

「…思うたよりってなんや」

「だって、初対面があんなだったから…」

「…」

まあ確かにあれで好感は得られへんやろな

「なんだかスッキリしました…こんなに泣いたの久しぶり…
ありがとうございます、直哉さん。」

「……ん、」

'' 可愛い '' 頭の中がそれでいっぱい。

……あんな化け物2人が相手じゃなかったらなぁと心底思った。

＿＿＿＿＿＿＿

Aside

「目…腫れてますか？」

「そりゃあんだけ泣いてたら腫れるに決まっとるやろ」

「そうですよね」

久しぶりに子供のように泣きわめいた。

「ん？なんや」

「いえ、別に…」

よくよく考えたら…この歳なのにあんなに泣いて…

恥ずかしくなってきたな…しかも直哉さんの前で。

顔が赤くなるのが自分でもわかった。

「…それ、わざと？」