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見直して34日目 ページ35

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気付けば2人の両手には沢山の紙袋。


「……」


2人とも甘やかせすぎでは…?



せっかく買ってもらったから…
バレッタとマフラーはそのまま着けた。


可愛くて…あんまりこういった物を買わない私からすると
貴重な経験だった。


甘やかされるのが…こんなに幸せな事だったなんて知らなくて

2人とデートしてる事が嬉しい。
思わずマフラーに少しだけ顔を埋めた。



その時






「っと、平気かい?」

転びそうになった女の子を片手で支えた夏油先輩。


「あ、ありがとうございます…っ」

「凍ってるから、足元気をつけるんだよ」



女の子は顔を赤らめ友人と歩いていった。


「ほっとけばいいのに〜傑くんったら優男〜〜」

「揶揄うな悟。あの子が転んでたらAに彼女が持ってた飲み物がかかるだろう」

「優秀だよお前」

「知ってるよ」




「…」


あの女の子…きっと表情からして落ちたんだろうな


というかよく考えてみたら



「…」


辺りを見てみればかなり注目されていることに気づく。


……そりゃそうだよね

2人とも身長高くてただでさえ目立つのに…
プラスで顔もいいし…
なんなら今の一部始終見られてたなら、もっと好感度upだろう



久しぶりに胸がチクリとした。


「…」


チラ、と両サイドの2人を見れば


「どうかしたかい?」

「欲しいモンあったか?」


と柔らかい眼差しを向けてくれた






「っ…」


私が小さい為2人とは身長差がかなりある。
そんな私の声を聞き取りやすくするのに屈んでくれるのが好き



「なんでもないです、」


それが何だか愛しく思えて…
チクリと痛んだことすら忘れてしまった。


しかしそれは一瞬で_____

















'
















「あれ、傑くん……?」

「悟くんだぁ〜!!!」



後ろから聞こえた声に心臓が飛び跳ねた。


「……」


'' 傑くん '' '' 悟くん ''



「……誰ですか?」

「誰お前。」



「酷い〜!!!最近連絡くれないから寂しかったよ〜っ」


可愛い声。夏油先輩の腕に抱き着いたであろう瞬間、
振り向けなかった私は振り向いた。



そこにはあの時の…イルミネーションの時にいた2人組がいた


ダブルデートしてた…あの時の…



「っ…」


心臓がきゅ、と絞まったような感覚に陥る。




「一夜だけの関係なんて嫌よ、私…!
ほんとに傑くんが好きなんだもん」



「悟くんはセ フレを都道府県に1人ずつ作るって言ってたけどあれどうなったの〜?」

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設定タグ:呪術廻戦 , 五条悟 , 夏油傑   
作品ジャンル:アニメ
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なお - ドキドキする!! (6月18日 12時) (レス) @page18 id: fbf85c88a2 (このIDを非表示/違反報告)
めえ - めちゃ面白い!甘々なの最高です〜!番外編読みたい! (2023年1月9日 12時) (レス) @page50 id: 674394b3e5 (このIDを非表示/違反報告)
西(プロフ) - なんでこんなに素晴らしいお話が書けるんだ!面白かったです! (2023年1月9日 6時) (レス) @page50 id: 3fb130f810 (このIDを非表示/違反報告)
かしわもち - あなたは、神様? (2022年12月22日 16時) (レス) @page50 id: b0321227c9 (このIDを非表示/違反報告)
ヲタクちゃん(プロフ) - 番外編見たいです💫 (2022年11月24日 21時) (レス) @page50 id: 750e30c04d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:黒姫ユキナ | 作成日時:2022年11月12日 21時

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