【呪術廻戦】。悟くんと傑くんの本気。 (ページ28)

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見直して27日目ページ28

硝子side

「何あれ。誰？」

「Aにお客さんなんて珍しいね」

五条と夏油の視線の先には顔を赤らめてる男の子。

ホントこいつら馬鹿だな。

「お前らが全く知らないだけでAはモテるんだよ」

「は？」

「あの制服…近所の高校だろう？
高校生とAがどこで出会うんだい」

2人の声のトーンが変わった。

「任務の時に助けた子じゃない？
Aにお礼が言いたくて来る子が多いよ

お礼…というより連絡先交換したいだけだと思うけどね」

間抜けな顔してるコイツら2人面白いな

今頃そんなことに気づくなんて…
ほんとにAについて何も知らないんだな

「よ〜〜く考えろよ。お前らクズと普通の男の子…
どっちに優しくされたらAが落ちると思う？」

「「……」」

顔が真っ青になってやんの

揶揄うのに丁度いいな。五条に至ってはヒュって呼吸乱れたし

「Aは心を許した相手には人懐っこいし優しい。

でも…初対面の時とか覚えてるだろ？
ものすっごいツンツンして威嚇してる子猫みたいだったの」

人見知りをするせいかAは初対面の人に対して
かなりツンツンしてて冷たい。

でも、少し話せば心を開いてくれて人懐っこくなる。

そのギャップにみんなやられてるはずだ

現にコイツら2人もな。

「低身長で、強くて、可愛いくて、ツンデレ…
けど心開くと人懐っこくて猫のよう。

落ちない要素なんて無いだろ」

案の定目の前では随分心を開いたのかAは笑顔で話している

「…」

ありゃ落ちてるな。男の子。

「硝子…どうしたらAは俺から離れていかないと思う…」

「うわ、めっちゃメンタル削られてるじゃん。ウケる。」

危うく吸っていたタバコの煙と笑いでむせそうになった。

「頼む、交流戦当日に私達の情緒を乱さないでくれ」

「今までAの情緒をぶっ壊してたのはアンタらでしょ？

……私、これでも結構怒ってるんだよ」

脳裏に浮かぶAの泣き顔。
何回見たかなんて覚えてないくらいあの子は泣いた。

「珍しいね。硝子が怒るなんて」

夏油の言う通り。
私は大抵の事は何とも思わないし興味もない。

けど…

「大事な後輩だからね。
次Aの事傷つけたら…許さないから｣

一瞬目を見開いた2人。

「……でもまぁ、
今はAの事大切にしてるみたいだからいいんだけどね。」

「硝子って怒ると怖いんだな。傑」

「特級レベルだね」

「お前らに言われたくね〜〜」