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見直して10回目 ページ11

'




「っ……」


深いキスをされ息継ぎが出来ない。

五条先輩は余裕そうで…経験が物語っていた。


チクリと、胸が痛んだが…
それより今の状況のせいで頭がいっぱいだった。



「ぁっ、」


服の上から胸を触られ余計に体温が上がる





「……心臓バックバクじゃん
前から思ってたけどAって処 女?」


「なっ、」

「その反応だとやっぱりだな」


なんてデリカシーのない人だろう

一蹴り入れてもいいぐらいだ



「てかこんな胸あったっけ?」

服の上から触れるだけだったのに、気づけば揉まれていた。


「……いつも…サラシ…してるから」


ボソボソと、言葉を紡ぐように言えば





「ハハッ。傑が知ったらすっげぇ興奮しそ。」

と、再び私にキスをした。



そして、




「あぁ〜 抱きてぇ〜〜」


そう言いながら、そのまま横に倒れた五条先輩。


「……」


危ない。流されかけそうだった…

というか、絶対にそういう雰囲気だったから
五条先輩止まらないんじゃないかって思って…

いざとなったら 硝子さんでも呼ぼうかと思ってたけど……


どうして止めたんだろう…

なんて思い、




「どうしてやめたんですか?」

と聞けば


「なに。抱かれたかった?」

また揶揄うように、笑いながら返された。


「違います!!
五条先輩のことだから…止まらないんじゃないかって…」


まだ顔が熱い。隠すように下を向きながら言った。



すると





「傑と約束してんだよ」

「え?」



「無断で手を出さないって。
Aの初めては大切にしようって」



「っ……」




言葉にならない感情が、胸をいっぱいにする




……そんな大切にしてくれてるくせに、

なんで浮気なんてしたのよ、馬鹿。




「生殺しなんだからさ、今日は一緒に寝てくれてもよくない?


ね、お願い。」



顎に手を添えられそのまま少し上へと上げられた。




「……」


その瞳に……私が弱いの知ってるかのように見つめられる。

黙って小さく頷けば



「明日 傑に自慢してやろ〜っ」

と笑った。






そして










「おやすみ。A」



触れるだけの優しいキスをして、眠りへと着いたのだ。



_________








「……何をしたんですか、貴方…あの人に…!!!」


「え?どうしたの、七海先輩…そんな顔して…」


次の日の朝。


欠伸している五条先輩を指さしながら七海先輩にそう言われた。




「あの人が遅刻しないで任務に来るなんて…!!」


「……」

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設定タグ:呪術廻戦 , 五条悟 , 夏油傑   
作品ジャンル:アニメ
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なお - ドキドキする!! (6月18日 12時) (レス) @page18 id: fbf85c88a2 (このIDを非表示/違反報告)
めえ - めちゃ面白い!甘々なの最高です〜!番外編読みたい! (2023年1月9日 12時) (レス) @page50 id: 674394b3e5 (このIDを非表示/違反報告)
西(プロフ) - なんでこんなに素晴らしいお話が書けるんだ!面白かったです! (2023年1月9日 6時) (レス) @page50 id: 3fb130f810 (このIDを非表示/違反報告)
かしわもち - あなたは、神様? (2022年12月22日 16時) (レス) @page50 id: b0321227c9 (このIDを非表示/違反報告)
ヲタクちゃん(プロフ) - 番外編見たいです💫 (2022年11月24日 21時) (レス) @page50 id: 750e30c04d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:黒姫ユキナ | 作成日時:2022年11月12日 21時

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