【カラ松】鈍感イケメンと敏感天使の境目で【十四松】

１１　助けなきゃ ページ12

「ﾊｧ…ﾊｧ…ついた！！」






いつの間にか私と十四松は狭い路地裏に着ていた





まてまて、ここどこだっ！





そう思っている私をよそに、十四松は慎重に進んでいく









少し進んでいくと、やがて男らしき声が聞こえた








「ほらっ……く、かね……よっ…」





「だかっ………めろっ…！！！」









この声…






カラ松の声がした、はっきりと分かる






その声がした瞬間、私は走り出していた









「Aっ！！！待って！！危ないよっ！？」








後ろから十四松に叫ばれたけど、それでも足は止めない






だってカラ松を助けなきゃ…









「だっだれだっ！！」









私は真っ正面から突っ込んで、男たちに見つかった








『ねえその人を離して！！！』





「なんだよてめえ…！」








男が１人、私に歩み寄ってくる








「だめだ…っ！A逃げろっ！」








私は最初怖がらずに進んだけど、今目の前に大柄な男を見たら…足がすくんでしまう







「お前もこいつと同じようにしてやろうか…！」







男が拳を振り上げた




そして、私にその拳がとんできた…









・









目をつむっていたけど、痛みなんて何もなかった






「なっ、次から次ぎへと…！」







目を見開くと、男の手首を掴んでいる十四松がいた

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