神様からのチャンス＊天祥院英智 ページ11
『大丈夫ですか、天祥院先輩』
貧血により倒れた天祥院先輩を何とか日々樹先輩に頼んで保健室にまで運んでもらったまではよかったのだが、日々樹先輩にもやることがあるらしく、足早に去っていってしまった。
おまけに佐賀美先生までいないし今日はとことんついてない。
「ごめんね、Aちゃん。最近は結構調子がよかったんだけど...」
『構いませんよ、大事に至らなくてよかったです。先生呼んできますね』
ベットの傍にあった椅子から腰をあげて保健室から出ようとすれば手首を掴まれる。
「行ってしまうのかい？」
『先生を呼びに行くだけですよ』
しかし先輩は手を離してくれない。そして引寄せられた。体調が悪いというのにどこからこのような力があるのか。
ぽすんと私は不可抗力によって彼の胸に飛び込んだ。
「せっかく神様がくれたチャンスだ。モノにしないと面白くないだろう？」
『何言ってるんですか...。ちょっ、』
首筋に顔を埋められて髪がくすぐったい。
「僕はね、欲しいものは何でも手に入れてきた。だから今度はAちゃんが欲しい」
髪、首筋、唇。
ゆっくりゆっくり宝物を扱うかのように優しく壊れないようにキスを落としてくる。
唇にキスをしては噛みついて。力加減を知らないキスは私の唇を傷つけたのか血が流れてきた。
傷ができて痛いというのにキスの激しさは緩めない。
「二人きりなんだ。もっと楽しませてくれないかい？」
不敵に微笑む天祥院先輩は躊躇うことなくキスをした。
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まかろん(プロフ) - ( ^ω^ )さん» 了解しました！リクエストありがとうございます！ (2020年12月24日 13時) (
レス) id: b9f2187d68 (このIDを非表示/違反報告)
金丸 - とても面白かったです！リクエスト宜しいですか？凪砂君と混浴で．．． (2020年12月23日 22時) (レス) id: c37bcdc15b (このIDを非表示/違反報告)
まかろん(プロフ) - 櫻ノさん» もちろんです！リクエストありがとうございます！ (2020年12月23日 0時) (レス) id: b9f2187d68 (このIDを非表示/違反報告)
伊達 光秀 - 最近、弓弦沼と茨沼にハマってヤバいです……どうすれば良いでしょうかね。……ご馳走様でした← (2020年11月7日 22時) (レス) id: e266acb8ae (このIDを非表示/違反報告)
かりんとう - この小説めっちゃ好きです！リクエストなんですが、なるちゃんか神崎くんできますか！！ (2020年7月29日 16時) (レス) id: 104cac4a1f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まかろん | 作成日時：2019年12月30日 13時
