急募17 ページ17
静かに話せる場所と言えば私の家くらいしかない。そう思って私は日々樹先輩と共に今来た道を戻る。ついているのかいないのか。今日はよくわからない。
＊
「それは恋といいますねぇ。自覚していなかったんですか？」
正直に話せば確実に恋だと言い張る日々樹先輩。私だって自覚くらいは薄々していた。
だけど気がつかないフリをしていた。やっぱりプライベートと仕事の線引きくらいはしっかりしないと。
『薄々気づいてはいました。でも彼はアイドルです。そういう色恋沙汰はダメだと思ったんです』
わかってた。でもこうなってほしくなかった。
いつもうざがっていた私だけどレオ先輩がいつものように寄ってこないだけで寂しさを感じていた。
でも。
そう気づいたのは彼の告白を断った後。そんなのもうムリじゃん。今までの関係は音もたてずに崩れたんだ。
「いくらアイドルと言えど私たちはその前に高校生です。高校生が恋をするのは当たり前ですよ。違うのはアイドルをしていることだけです」
『同じ...？』
「えぇそうです。所詮は学院内の恋愛に過ぎませんよ。誰も咎めませんしね」
にこりと笑う。どうも日々樹先輩にかかるとどんな重大なことでも当たり前、という言葉で片付けられてしまうようだ。
「さぁさぁ！私と共に学院へ向かいましょう！そして想いを伝えるのです...☆」
『展開が早いと思うのですが』
「貴方たちの恋は両片想いですからお互いに恋してきた時間は長いでしょう？なら問題ありません！！」
心の準備とやらに問題しかありませんよ。
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まかろん(プロフ) - ちよりさん» 返信がおそくなってしまい申し訳ございません。キャラの口調をしっかり書けているみたいでとても嬉しいです！これからもこの作品をよろしくお願いします！ (2019年10月16日 23時) (
レス) id: db368979ad (このIDを非表示/違反報告)
ちより(プロフ) - キャラの口調もそっくりで夢小説気分を久々に味わえました！素敵な作品をありがとうございます！私もこんな風に書けるようになりたいです…！更新大変だと思いますが無理せず自分のペースで更新頑張って下さいね！！陰ながら応援してます！長文失礼しました〜！ (2019年9月25日 1時) (レス) id: 5d8f01d30c (このIDを非表示/違反報告)
ちより(プロフ) - 初めまして！タイトルに惹かれて一気読みさせて頂きました（ ; ; ）とっても素敵で面白くて、ついついにやけてしまいました…笑 (2019年9月25日 1時) (レス) id: 5d8f01d30c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まかろん | 作成日時：2019年6月17日 20時
