鬼を斬り、呪いを祓い、そして次は……歴史を守る？え、刀剣男士も？

4話 ページ9

陽雨side

審神者になると決めたんだけど…



どうやら今から手続きを行うそう



役人さんが準備をしている



父さん「頑張れよ、陽雨」



母さん「やりたいようにやっちゃいなさい」



父さんと母さんは私のことを溺愛してる←



けれど、きちんと信じてくれてる



だから、今回口を挟まなかったんだろう



ふふ、良い両親の元に生まれたな



役人「お待たせしました。この契約書に審神者名とサインを」



『審神者名？』



役人「神隠しを防ぐための偽名です」



うん、私に限って神隠しはないと思うけど←



何よりカグツチ様の加護持ちだからね？



まぁ一応付けとくか



『________はい、これで良いですか？』



役人「十七夜・カナギ…ですか。良い名前ですね。はい、大丈夫です

それで、本丸へ向かう日ですが…」



『あ、今からで』←



役人「ファッ？！？」←



すごい声出たな



役人「で、ですが審神者講習や研修…」



『マニュアル暗記したので大丈夫です

何より私が研修したところであまり意味ないと思います』ﾆｺｯ



役人「うぐっ………(美人の笑顔の圧ぱない)」←



善は急げというしね



出来るだけ早く、多く、救えたらと思うよ



役人「……分かりました。ですがまず担当と会ってからでお願いします」



『あ、それはお願いします。準備だけしてきますね』



部屋に戻って服なんかの私物を纏める



今普通に軽装だからなぁ…



気を引き締めたいし、審神者になるって事で



着物に着替えるとしようかな



普段着の方でさ



隊服と黒の羽織は………仕事着にしよう



荷物を纏め、紺に金の流水の着物に黒の帯、白の羽織を着て、愛刀を背負う



着物は男物の着方になってるけど…



『お待たせしました』



役人「いえ、大丈夫で__めっちゃイケメン」←



うん、どうした？←



父さん「分かるぞ。俺達でもたまにクるものがあるからな」←



母さん「刀剣男士で美形には慣れている筈なのにねぇ」←



いや、父さんと母さんも十分美形だよ？



『じゃあ今からお願いします』



役人「分かりました」



父さん「何かあったら連絡なりなんなりしろよ。父さんの審神者名は“夜霧”な」



母さん「母さんの審神者名は“十六夜”よ」



おー、見事に夜関連だね



正直今世も名前名字同じっていうの怖いんだけど←



ま、何かあったら連絡するかな

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