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34話 ページ50

陽雨side

あーあ、つい熱くなっちゃった



でも、こんな刀剣を散らすなんて



勿体無いじゃないか



こんなにも強く魂が輝いているというのに



その魂を表すような(あか)なのに



『……ふう、これで、皆還ったね』



小夜「ありがとう」



『私がしたかっただけだから

さ、私達も帰ろうか』



この小夜左文字の本体を持って、霊体の小夜と共に本丸に戻る



ちょっと、良い考えを思い付いてね



歌仙「!主、お帰り。本当に早かったね」



『ただいま。まぁね』



小夜「……之定……あなたの言っていた?」



歌仙「…お小夜……かい?主、これはどういう…」



あらら、歌仙を混乱させちゃったね



『そ、初期刀の歌仙

小夜はさっき行ってきた本丸から連れてきたの。本体はこれ』



歌仙「!!……何か考えでも?」



『うん。勿論』



それだけ言って、二人と一緒に“鍛刀部屋”に行く



途中でこんのすけも混ざったけど



こんのすけ「十七夜様…一体何を…」



『…妖精さん、いるかい?』



ポンッと音を立てて、妖精が現れた



ふふ、可愛いね



『…今から“彼”を使って刀を打つ。そして、私にもやらせて欲しい』



こんのすけ「!?何を言っているのですか!?」



小夜「……僕を……打ち直すって事……?」



妖精は、私に出来るのかと目で問うている



周りの言葉など知らない



『心得はある。……良いか』



妖精「……Σb( `・ω・´)グッ」



『…うん、ありがとう』



鋼鐵塚さんに色々教わってて良かった



まさか、こんなところで生きるとは



『……小夜、良いね』



小夜「……うん。信じてるから」



小夜はそのまま姿を消した



さぁ、集中だ集中



全神経を集中させろ



――――――――――――
――――――
――



『……出来た…』



いや、実際に打つと結構しんどいね



でも、ちゃんと出来た



こんのすけ「これは……紛れもない“小夜左文字”です……!」



歌仙「凄い技量だね…」



『教えが上手かったんでね』



さぁ、出て来ておくれ



パアァァ



小夜「僕は小夜左文字。……あなたは……誰かに復讐を望むのか……?

よろしく、主」



現れたのは、変わらず紅い小夜左文字



でも、私は彼が良い



『よろしくね、小夜。私の初期鍛刀』



あぁ、やっぱり勘は当たるものだ



彼が初期鍛刀で、本当に嬉しい

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お萩(プロフ) - 猪鹿蝶とはNARUTOを意識したんでしょうか。違ったらごめんなさい。 (2021年1月25日 0時) (レス) id: dd7c82a96f (このIDを非表示/違反報告)
广 - 設定壱が前世になっていますが、今世では無いでしょうか (2020年12月21日 20時) (レス) id: 95efe95a5b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:零月 | 作成日時:2020年12月6日 14時

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